「不倫OK内閣なのか」とまで言われていた中で 問われる高市首相のセキュリティ能力

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高市氏の甘さ

「昔からこの手の話題について経産官僚は規範意識が低いと言われてきましたが、茂木氏が行ったことは何ら言い逃れができないことだったと思います。税金から宿泊代を支出されたホテルでA子さんと大人の関係を結んでいたわけですから。茂木氏は報道後すぐに担務から外れましたが、秘書官ポストにはとどまっていました。“あとは首相が判断するということになっている”と聞きました。釈明できない内容であることは誰の目にも明らかだったのでいち早く更迭すべきだったのではとの声は強くありましたが、その判断をすぐに下さず何らかの様子を見ていた、そう見られても仕方ない状態だったのは高市氏の甘さなのかもしれませんね」(同)

 即座に更迭することによって野党側の追及を受けやすくなるとの判断だったのだろうか。あるいはある程度のタイムラグをおけば報道のインパクトを低減できるとの狙いもあったのかもしれない。

 赤沢亮正経産相は26日の閣議のあとの会見で、「現在、茂木秘書官が、経済産業省時代に行った大阪・関西万博の業務での数十回におよぶ出張について“出張目的の公務が適切に行われたか”“出張旅費は適正であったか”などの観点から事務方で確認が行われている状況だ」などと述べた。

松本文科相の不倫の件

 高市氏としてはひとまず「泣いて馬謖を斬」った格好だが、高市内閣では3月、松本洋平文科相が既婚女性との不倫を報じられた。

「報道後、野党は強硬な姿勢を見せましたが、与党が2月の総選挙で歴史的大勝を果たしたため、松本氏に対してそのまま強いスタンスで臨めなくなったということはあるでしょう。高市氏は今に至るまで松本氏を更迭していません。仮にそうすることによって政権に打撃を与えたり辞任ドミノの引き金を引いてしまったりするのを回避するためだったともされていますね」(同)

 高市氏自身、松本氏へのシンパシーはまるでなかったとされる。

「茂木氏のこともさることながら松本氏もそうですが、問題発覚後も職務を継続してきました。高市氏の判断を問題視して“ここは不倫OK内閣なのか”との指摘が巻き起こっています」(同)

 私人であれば不倫は個人の問題で済むだろうし、芸能人ならば単なるスキャンダルで終わることがほとんどだ。しかし、政治家や官僚は機密情報に触れる立場であり、私生活上の弱みはそのままセキュリティ上の問題につながる。仮に情報を入手したのが、マスコミではなく他国の情報機関だったらどうなるのか、考えればわかることだろう。

 スパイ防止法制定に熱心な高市首相が、それを知らないはずはないのだが……。

デイリー新潮編集部

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