プーチン大統領は顔面蒼白…モスクワ製油所を“カミカゼドローン”急襲で降り注ぐ“黒い油の雨” ウクライナ東部要衝を制圧もケタ外れの“人的代償”
プーチン大統領は顔面蒼白だろう。しかし、彼だけではなく全世界の軍事関係者も真っ青になっている可能性があるという――。「BBC NEWS」(日本語・電子版)は6月19日、「ウクライナ、モスクワに最大規模の攻撃で製油所直撃 地面や服に黒い染みと住民」との記事を配信した。ウクライナはモスクワに向けてドローン200機を発射。BBCによると「一部は首都近郊の石油精製所を直撃し、モスクワの一部地域で黒い油の粒が降り注いだ」という。(全2回の第1回)
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ロシアが「特別軍事作戦」と称してウクライナに侵攻したのは2022年2月24日。今年2月に丸4年を迎えたが、依然としてウクライナの東部戦線では激戦が続いている。担当記者が言う。
「プーチン大統領は6月23日、東部ドネツク州の要衝・コンスタンチノフカを『事実上制圧している』と発表しました。ロシア軍がコンスタンチノフカの占領を目指して攻撃を開始したのは昨年10月末。火力に勝るロシア軍は激しい砲撃を浴びせ、あとは兵士に突撃を命じるという単調な作戦を繰り返しました。一方のウクライナ軍はドローンと無人地上車両(UGV)による“ロボット部隊”をフル活用し、人的被害を最小限に抑えながらロシア軍に甚大なダメージを与えてきました。ロシア軍の進軍スピードは非常に遅く、イギリスの国防省はコンスタンチノフカ攻略戦を『ロシア軍が大損害を出しながら前進する典型例』と分析しています」
ロシア軍の人的被害は桁外れのようだ。イギリスの諜報・サイバーセキュリティ機関である「政府通信本部(GCHQ)」は5月、ロシア軍の戦死者が約50万人に達したと発表した。コンスタンチノフカ攻略戦でも数千人の戦死傷者が出たとの分析がある。
トランプ大統領も評価
そもそも本当にロシア軍がコンスタンチノフカを占領したかどうかも現時点では分かっていない。だが仮に勝利を収めたとしても、これだけの損害が出たとなると、割に合うのかは大いに疑問だ。
ウクライナ軍の善戦は注目を集めており、6月24日にはトランプ大統領もゼレンスキー大統領を高く評価して話題を集めた。
トランプ大統領はホワイトハウスで「彼はかなりよくやっている。少なくとも持ちこたえている」、「多くの人々が亡くなっているが、彼は大健闘していると思う」と記者団に述べたのだ。
果たしてトランプ大統領に褒められてゼレンスキー大統領が心の底から喜ぶのかどうかは分からないが、「お前にはカードがない」と罵倒されるよりはマシだろう。
「プーチン大統領はウクライナを占領するために戦争を開始したのです。それが4年経っても激戦が続き、夥しい死傷者を出しています。今の時点でも“泥沼の負け戦”と評価されても仕方ないでしょう。さらにウクライナ軍はドローンを使ってロシア国内を空爆し、大きな戦果をあげています。BBCが報じたのはロシアの首都モスクワ南東部のカポトニャ地区にある製油所に対して行った空爆で、精製施設が炎に包まれ、貯蔵タンクが吹っ飛ぶ動画や画像がSNSで世界中に拡散しました」(同・記者)
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