「練習場の芝が荒れ放題で…」 北中米W杯の運営がずさん過ぎる理由 「お国柄に加えて、アメリカ独特の事情も…」
史上初の3カ国共同開催となった、北中米ワールドカップ。目下、グループリーグで激戦が繰り広げられる最中だが、早くも開催ホスト国の大会運営のずさんさに批判が噴出している。やはり、それはルーズなお国柄ゆえか。
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メディア対応のずさんさも、批判の矛先の一つ。
現地で取材するサッカーライターによれば、
「取材陣がスタジアムにカメラやパソコンを持ち込む際には、空港の保安検査のようなチェックを受けなければなりません。通常、その保安検査のレーンは五つくらい用意されているものです」
ところが、日本がオランダと初戦を交えた「ダラススタジアム」(米・テキサス州)ではレーンが一つしかなかった。
「そのため、スタジアムに入るまで、気温30度の炎天下を1時間近く待たされました。おまけに、スタジアムの席の割り当てもいい加減。ある記者が割り当てられた席に行くと、そこはコンクリートの階段でした」
なおかつ、試合後の取材動線も混乱を来していたという。
「記者は前もって、試合後は選手を取材する“ミックスゾーン”に行くか、監督の記者会見に出席するかを登録する仕組みが取られています。しかし、ミックスゾーンに登録し、運営側からOKのメールも来ているのに、いざ取材に出向くと、警備員から『あなたはここに入れません、記者会見場に行きなさい』と締め出されるケースなどが起こっています」
付け焼刃
日本が大勝を収めたチュニジア戦が行われたメキシコ・モントレイでも不備があらわに。
先のライターが続ける。
「日本代表は事前合宿もモントレイで行ったのですが、練習場の芝が荒れ放題でした。張り替えたばかりの芝で、根付いていなかったようです。運営側からの連絡もなく、日本代表は練習直前になって、慌てて代替グラウンドを用意するハメになりました」
この地でも、メディア対応はいい加減だった。
「スタジアムへはメディア向けのシャトルバスが運行されていますが、運営スタッフが運行時間を把握していないのです。その結果、日本代表の前日練習を取材しようとした記者がバスに乗れませんでした。折悪く土砂降りになって、その記者はずぶ濡れに。ほかにも、スタジアム内で原稿を書くためのワーキングスペースが少な過ぎる。試合開始の5時間前から並んでも、結局、ワーキングスペースの席を確保できなかった記者もいました。付け焼刃の状態で、W杯は始まってしまったのです」
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