「もう高市には協力できんわな、とこぼしているとか…」 議員定数削減巡り麻生副総裁が首相に怒り? 「官邸は動揺」

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「私は何も聞いてへん」

 それに冷や水を浴びせたのが、首相の一声。自民党幹部がため息交じりに指摘する。

「高市さんは国民民主の玉木雄一郎代表に強い不信感を抱いている。麻生さん主導の連立話で、首相はずっと蚊帳の外に置かれていた。だから、最近もこの件には“私は何も聞いてへん”と怒気をあらわにしたほど。国民民主が嫌がる“比例のみの削減”を持ち出したのも、首相が玉木など一顧だにしていないことの表れと受け止める向きもあります」

 当然、国民民主は態度を硬化させ、連立交渉にはいったんブレーキがかかった。

「メンツをつぶされた麻生さんは、周囲に“もう高市には協力できんわな”とこぼしているとか。党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)な高市首相は麻生派の支持を失えば政権運営が立ちいかなくなるのは必至。官邸は最近“どうしよう”と動揺を隠せない様子だといいます」(自民党ベテラン議員)

 最大の後ろ盾の不興を買った高市首相には、ここにきて「比例のみを削減対象とする案を取り下げる可能性が出てきた」(同)との声も。

 再び政治部デスクの解説。

「ただ、15日には維新の中司宏幹事長が国会の会期延長に言及し、自民の鈴木俊一幹事長に会期内の定数削減法案や副首都法案の成立を訴えた。与党にあいくちを突き付けた格好です」

 板挟み状態に陥った首相の悩みは深い……。

週刊新潮 2026年6月25日号掲載

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