「終演後に行くと通せんぼされた」…コンサート会場「トイレ問題」がネットで物議 さりげなく“配慮”してくれるアーティストは

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せめて終演後でも使わせて

 アーティストも年を取る。ファンも年を取る。そして、会場も年を取る。高度経済成長期に建設されて老朽化したホールの改修や建て直しが今各地で進んでいる。同時に、東京や横浜の埋立地には新しいホールやアリーナが生まれている。これらの会場は駅から遠かったり、周辺に気軽に使えるトイレがなかったりする場合も少なくない。

 このタイミングでぜひ十分なトイレ数を持つホールを増やしてほしい。幸いなことに、国もトイレ問題についてはそれなりに真剣に考えてくれているようで、国交省は6月12日、「トイレの便器数に係る基準と適用のあり方に関するガイドライン」を公表した。男女を問わず快適にトイレを使えるようにすることを勧め、その対策として一番有効なのは便器数を増やすことだ、と示している(当たり前と言えば当たり前だが)。

 しかしすでにある会場では、数を増やすのは難しいという面もあるだろう。ならばせめて長いコンサート・イベントの終演後でもトイレを使えるようにしてほしいと切に願う。

 音楽ライターとしてコンサートを鑑賞し原稿を書く筆者は、今後もコンサートを観続ける。尿意との戦いは必須。死活問題だ。

 そこで、いよいよ尿漏れパットの利用を検討せざるを得なくなり、ドラッグストアで購入して試してみた。今の日本ブランドの製品にはスグレモノが多い。漏れそうで漏れない。臭いそうで臭わない。装着感もあまりない。もちろん、漏らすことを前提とはしないが、危機管理上の観点からは持っておきたいと考えている。

 加齢は人類皆平等。年は増える一方で減ることはない。恥ずかしがらずにいろいろとトライしていこうと思う。

神舘和典
1962(昭和37)年東京都生まれ。雑誌および書籍編集者を経てライター。政治・経済からスポーツ、文学まで幅広いジャンルを取材し、経営者やアーティストを中心に数多くのインタビューを手がける。中でも音楽に強く、著書に『不道徳ロック講座』など。

デイリー新潮編集部

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