MLB球団がこぞって視察で加熱する「佐藤輝明」争奪戦…“マネー戦争”になれば最強「金満球団」も名乗り? 「三塁と外野が守れるスラッガーは絶対にほしいはず」
サトテルを狙う球団
去る5月12日、神宮球場で行われたヤクルト対阪神の一戦をフィラデルフィア・フィリーズのプレストン・マッティングリーGMが視察していた。当然、その目的は佐藤輝明(27)である。マッティングリーGMは佐藤の名前こそ出さなかったが、
「(フィリーズは)日本のスター選手を獲得した実績はないが、その体制の強化を進めている」
と言い切った。さらにホワイトソックス・村上宗隆(26)や、ブルージェイズ・岡本和真(29)の活躍を指して、「かつての日本人野手と言えば俊足巧打のタイプ、今は長打力が期待できるなどイメージも変わりつつある」との持論も展開していた。佐藤に興味を示しているメジャーリーグ球団は少なくないが、こんな見方もされている。
「もし、佐藤がこのまま本塁打、打点、打率のリーグトップを争い、今オフにポスティングシステムに掛けられたら、交渉は4年総額6400万ドル(約100億円)がスタートラインになると目されています。フィリーズが出てきたとなれば、さらに年俸額は上がるでしょう。そもそも、フィリーズには御年70歳になる名物編成マン、デーブ・ドンブロウスキー氏がいます。フィリーズが5球団目の編成トップで、過去2球団をワールドシリーズ制覇に導いた敏腕GMです。ドンブロウスキー氏が編成本部長、マッティングリー氏がGMという二人体制ですが、マッティングリー氏を後継者として育成しています。今年39歳の同氏に手柄を立てさせるため、フィリーズが総掛かりで佐藤を獲りに行くのでは」(米国人ライター)
「マネー戦争」になれば、それに対抗できるのは、やはりドジャースだけだ。佐藤が加われば、ドジャースタジアムに広告を出したいとする日本企業はさらに増えるだろう。もっと言えばドジャースには戦力的事情もある。正三塁手のマックス・マンシーは今年8月に36歳を迎え、長く4番を任されてきた正一塁手のフレディ・フリーマンも37歳になる。ユーティリティのエンリケ・ヘルナンデスも33歳となり、契約は27年で終了となる。次世代の主砲として、三塁と外野の両方が守れる佐藤は是が非でも欲しい選手なのだ。
「25年の東京シリーズで、佐藤は左腕のブレイク・スネル(33)から本塁打を放っています。左打者の被打率が低かったスネルから打ったということで、以来、ドジャースは赤丸チェックで佐藤を見てきました」(前出・同)
「Dodgers Nation」でも「ドジャースも日本人スラッガーを視察している」とし、「Satoが注目を集めていることは疑いの余地がない」と伝えていた。
「DeNAの牧秀悟(28)を調べているMLB球団もあります。今は故障で試合に出ていませんが、佐藤を逃がしたチームが牧にアタックするシナリオも考えられます」(同)
村上も…
もっとも、米フリーエージェント市場で、日本人スラッガーの評価が高まったのは村上の活躍が大きかった。三振の多さや速球に差し込まれる欠点から交渉を見送ったMLB球団も出たが、いざ試合に出れば、一時はア・リーグ本塁打王争いのトップにも立つ活躍を見せていた。故障で負傷者リスト(IL)入りした今も、「ホワイトソックスとの2年契約を全うしない」と、トレードでの“強奪説”が絶えず、「まさかドジャースに?」というジョークも球団公式SNSに書かれていた。
日本人選手の総獲りとまでは言わないが、ドジャースの獲得リストに日本人選手が多く含まれているのは間違いないようだ。
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