【全米OPゴルフ】今年のコースは全米「最難関」…カチカチ地面と海風を攻略するのは「7番ウッド」ともう1本 「強気の21歳アマ」にも意外な注目

スポーツ

  • ブックマーク

シェフラーのキャリアグランドスラムなるか

 今季3つ目のメジャー大会、全米オープンは、今年が126回目の開催となる。昨年大会の覇者JJ・スポーンがタイトル・ディフェンドに挑む今年の大会の舞台は、ニューヨーク州ロングアイランドの難コース、シネコックヒルズだ。

 シネコックヒルズでは1896年に第2回全米オープンが開かれ、以来、同コースと全米オープンの関係は、通算130年に及んでいる。

 1986年大会ではレイモンド・フロイドが優勝。1995年大会ではコーリー・ペイビン、2004年大会ではレティーフ・グーセン、2018年大会ではブルックス・ケプカが勝利した。そして今年は、シネコックヒルズで開かれる6度目の全米オープンとなる。

 米国、そして世界各国で行われた予選には、総勢1万201人がエントリーした。それらを勝ち抜いた62名と、母国ツアーなどを通じて出場資格を得た選手を合わせた156名が、6月18日から21日の4日間、シネコックヒルズで腕を競い合う。ここにはアマチュア選手20名、リブゴルフ選手13名も含まれている。

 そもそも全米オープンは、米国のナショナル・チャンピオンを選び出すための大会として創設されたが、今年の出場選手の国籍は世界の25の国と地域にわたっている。ちなみに、アーニー・スベインソンという選手はアイスランド出身で、この国からの参加は大会史上初となる。

 日本勢は、PGAツアーを主戦場とする松山英樹、久常涼に、日本予選を突破した大岩龍一、大西魁斗、佐藤大平を加えた5名が挑む。

 優勝候補の筆頭は、米国出身の29歳、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーだ。2022年と2024年にマスターズを制し、2025年に全米プロと全英オープンで勝利を挙げたシェフラーは、残る全米オープン・タイトルを手に入れれば、キャリアグランドスラム達成となるため、彼がタフなシネコックヒルズを攻略できるかどうかが大きく注目されている。

全米OP最難関コースをどう攻略?

 シネコックヒルズは、これまで全米オープンが開催されてきた米国の数々の名コースの中でも最難関と言われるタフなコースだ。

 海風が吹き付けるこのコースの地面はカチカチに固まっており、おまけに海風はとても気まぐれで、風の向きも強弱も目まぐるしく変化するため、風を読むことは、きわめて難しい。フェスキューと呼ばれるススキに似た草が生い茂るラフは、場所によっては膝まで隠れるほどの深さで、ラフと言うより「ススキ野」「荒野」と呼びたくなる。

 グリーンもカチカチに干上がっており、大会の4日間は間違いなく超高速に設定されるため、選手たちは「こんなグリーンに、どうやって球を止めたらいいのか?」「どうやってパットしたらいいのか?」と頭を抱えることになる。

 ちなみに、シネコックヒルズで前回開催された2018年大会は、ケプカの優勝スコアが通算1オーバー、2位のトミー・フリートウッドのスコアは通算2オーバーだった。

 そして今年は、近ごろのハイテク技術の恩恵を受けている現代の選手たちが、クラブセッティングを少々変えながら、シネコックヒルズの攻略を試みるのではないかと予想されている。

次ページ:ミニ・ドライバーに熱視線

前へ 1 2 3 次へ

[1/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。