その名は「小澤」 闇アプリを駆使するスカウトグループ「ナチュラル」ナンバー2格逮捕は組織解体の決定打となるか
トップは5度逮捕
国内最大級の風俗スカウトグループ「ナチュラル」の実質的ナンバー2で、「小澤」などの偽名で活動していた榎本悠人容疑者(35)を職業安定法違反(有害業務紹介)の疑いで警視庁は逮捕した。捜査当局は組織壊滅のため、なりふり構わず捜査を進めているようだ。
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「榎本容疑者は全国に指名手配されており、翌週からは公開手配に切り替えることも検討されていましたが、11日に大阪府内にいることがわかり、職業安定法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。2023年9月から11月にかけて、群馬・高崎にある無店舗型の風俗店に20代の女性を違法に紹介した疑いが持たれています」
と、社会部デスク。榎本容疑者は「ナチュラル」の実質的ナンバー2で、「小澤」などと名乗って活動してきたとされる。
警視庁暴力団対策課が、「ナチュラル」トップの「木山」こと小畑寛昭容疑者(41)を東京都暴力団排除条例違反で逮捕したのは1月26日のこと。その後も含めて職業安定法違反容疑などで計5度逮捕され、同罪で起訴され、5月21日に東京地裁で初公判が開かれた。その場で小畑被告は起訴内容を認めて争わない姿勢を示した。
暴力団との共存共栄をうたい
捜査当局がナチュラル摘発に血道をあげるのは、ナチュラルが女性を風俗店に紹介して売り上げに応じた報酬をバックさせ、そこから暴力団などに資金が流れていると見ているためだ。
ここで改めて、ナチュラルの驚くべき生態について簡単に紹介しておこう。
・暴力団との共存共栄をうたいながら巨額の資金獲得活動(スカウトバック)を行っている。暴力団側には多額の現金を支払うなどの便宜を供与。法人登記はされていないが、総務課、プロ課などの部署や細則やマニュアルが多数存在し、会社組織のような体裁を取っている。小畑被告は会長と呼ばれている。“社員”になったメンバーには早慶MARCH出身者もおり、月に300万円ほど稼ぐ者もいる。(暴力団は、主に住吉会の2次団体「幸平一家」を指す)。
・徹底した警察対策を講じる秘密結社的側面を持ち、警察の取り締まりを回避すべく、数千万円かけて開発した秘匿性の高い闇アプリを用いてメンバーらは本名ではなく源氏名などでやり取りしている。
・風俗の店舗側もナチュラルなしには女性の獲得がままならない状況となっており、一説には、国内のその種の店の約20%がナチュラルと取引しているとされる。年間収益は少なくとも50億円。
・組織への裏切りや規約違反にはリンチなど厳しい罰則が科される。
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