「健康のために一駅歩く」「高齢者は免許返納を」…“都会の常識”に地方在住者が困惑するのはなぜか…都会人には理解できない、地方在住者が「紙の新聞」を購読する理由

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 ネスレ日本が発売する「キットカット」の包装袋に「一駅手前でおりて歩くと結構リフレッシュできるよ♪」という一言が印字され、これに対して一部から反発が出て話題になっている。

 反応は主に、地方在住者からの「一駅手前が10km先ですが……」といったツッコミや「このコピーを考えた人は都会人の発想で提案をしている」という、半ば呆れぎみの考察が多かった。その一方で都会在住者からは「(こうした反応は)田舎者の被害者しぐさだ」といった反論も見受けられた。【中川淳一郎・ネットニュース編集者】

違いすぎる生活スタイル

 ネスレ日本の本社は神戸で、東京支社も天王洲という都会にある。マーケティングには定評がある大手企業なので、電車が走っていない地域や、駅間の距離がある札幌以外の北海道全域や、その他、地方の1時間に電車が1本しかないエリアにはこのパッケージの商品は置かないのかもしれない。他方、「最寄り駅より一駅手前で降りて歩いて帰る」ことを推奨するダイエット本は少なくない。「一駅歩く」という言い回しが、健康を促進させる運動の定型になっているのは事実だろう。

 だが、地方の人でもネット通販でたまたま購入することはあるだろうし、全国レベルで話題になることが多い「お菓子」というジャンルなだけに、若干の配慮は必要だったかもしれない。というわけで、本稿では「都会と田舎の違い」の特徴的なものを挙げていく。

 Yahoo! JAPANが2016年に発表したレポートでは、「日本は2つの国からできている」と結論づけられた。東京人は年間860回ほど電車に乗るが、大阪・神奈川ですらその約半分。多くの地方の人は年間十数回乗る程度だという。タクシーに関する検索は東京だけが突出して多く、地方はクルマのメーカー名の検索が多いが東京は少ない、といった結果が発表された。メーカー名検索は購入を検討しているからだ。

 生活スタイルが違い過ぎて、互いに理解ができない部分が多い。だが、広告や商品企画は東京発が多いため、ついつい東京目線になってしまう。それが今回のネット上のざわめきに繋がった。以下、都会と地方の違いを見てみよう。

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