「教え子の女子中学生にわいせつ行為を働き、撮影も」 不祥事だらけの「全日本空手道連盟」 傘下の団体で不正受給問題も

スポーツ

  • ブックマーク

大会出場料が倍に

 全空連関係者が言う。

「連盟の会員数は東京五輪前に過去最高の9万人を超えましたが、以降は減少傾向に歯止めがかからず、現在は5万人程度。にもかかわらず、善弘さんは会長に就任すると、会員の小学生が全国大会へ参加する際の出場料を従来の4000円から8000円に値上げしました。参加費が倍に跳ね上がったことで出場を見送る家族が増え、会員減が加速することを恐れています」

 会長就任後のインタビューで「子供たちにはいっぱい失敗してほしい」と語った善弘氏だが、その機会を奪っては本末転倒になりかねない。さらに、

「空手の大会は週末に開かれることが多く、トップが来賓あいさつするのが習わしです。しかし“土日には仕事をしない”というポリシーの善弘さんが姿を見せることはなく、いつも名誉会長の堯さんがあいさつを行っている。その堯さんは無給で会長職を務めていましたが、善弘さんは副会長時代に月額40万円、会長になると同70万円の報酬を受け取っています。先代と比べると、どうしても仕事ぶりに物足りなさを感じてしまうのです」(同)

不正受給問題も

 会長としての資質に疑問符を突き付けられる一方で、推挙した堯氏への不信の念も広がっている。

 きっかけは、全空連傘下の地域団体の一つ、京都府空手道連盟(京空連)で発覚した不正受給問題だった。

「一昨年の12月、地元・京都新聞が府の交付金を京空連が不正受給していた事実を報じました。交付対象外の宿泊費や交通費などを申請し、18年度と19年度で計75万円を不正に受け取っていたという内容です。報道を受け、京空連はHPで“前事務局長が誤って申請したもの”と釈明したのですが、名指しされた本人は猛反発。昨年1月、釈明文を書いた会長の阪梨學氏を名誉毀損で訴える騒動へと発展しました」(京空連関係者)

 当の元事務局長に話を聞くと、

「HPに書かれたことは事実無根です。むしろ私は当時、私たちも知らなかった交付金の二重請求や不正会計などについて調査していたのです。ところが不正受給が発覚すると、彼らは私を“犯人”に仕立て上げ、追及をかわそうとした。釈明文は約1カ月後に何の説明もなく削除されたことからも、虚偽だったのは明らか。阪梨氏からは示談の打診もありましたが、私が釈明文の掲載経緯や交付金不正受給の真相を公開するよう求めると“無理だ”と拒否されました。そのため、裁判は今も継続中です」

 阪梨氏の自宅を訪ねると、

「弁護士に任せているので、お答えできない」

 と口を閉ざす。

次ページ:女子中学生にわいせつ行為

前へ 1 2 3 次へ

[2/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。