“なっちゃん”から“狂愛妻”に…演技派女優として評価を高める「田中麗奈」に話題作が集中する理由

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女優としての壁

 幼いころから女優を目指していた田中は、プロ野球・北海道日本ハムの新庄剛志監督(54)らを輩出した福岡県の西日本短期大学附属高校に在学中だった1998年、ジュース飲料「なっちゃん」のCM初代キャラクターに起用され、一躍人気を集めた。

 同年公開の、ボート競技に打ち込む高校生たちの青春を描いた映画「がんばっていきまっしょい」で主演を務め、翌年公開のフジテレビ系ドラマの劇場版「GTO」では、生徒役ながらトップクラスの扱いを受けた。さらに00年公開の主演映画「はつ恋」では、今やハリウッドで俳優だけでなく、プロデューサーとしても活躍する真田広之(65)の相手役を務めるなど、順調に話題作への出演を重ねた。

 その後も映画「東京マリーゴールド」(01年)、「ドラッグストア・ガール」(04年)、「暗いところで待ち合わせ」(06年)、「犬と私の10の約束」(08年)、「幼な子われらに生まれ」(17年)などが公開された。また人気シリーズ「踊る大捜査線」のスピンオフ映画、「容疑者 室井慎次」(05年)では、被疑者となった柳葉敏郎(65)演じる主人公の弁護人役を熱演するなど、着実にキャリアを積み重ねてきたのだが、

「『なっちゃん』で得た人気の勢いそのままに、所属事務所は田中さんを猛プッシュしていました。ところが、同世代の女性俳優で田中さんにとって大きな“壁”として立ちはだかったのが、広末涼子さん(45)でした」(プロダクション関係者)

 ショートカットでボーイッシュな雰囲気……という共通点もあり、当時は何かと比較される存在だった。田中は主演やヒロイン役を中心にオファーを受けていたが、徐々に脇役にも活動の幅を広げていくことになる。一方の広末も、年齢を重ねるにつれて、役柄の幅を広げたものの、不倫報道や昨年春の“暴走事故”と、よくないことが続いた。

誰もが認める実力派

「これまでは映画がメインでしたが、同年代の女性俳優で同じぐらい幅広い役をこなせる人が少ないこともあり、ドラマの現場でも田中さんの需要が高まっています」(前出・同)

 田中は今年に入り、すでに連続ドラマ2本に主演・出演しており、同世代の実力派女優として、改めて注目されるようになった。プライベートでは、16年2月5日に5歳年上の医師と結婚し、19年12月に第1子の出産を報告している。

「最近は母親役も増えてきましたが、実生活での育児経験も俳優としての大きな糧になっているはずです。まだまだ俳優としての“伸びしろ”がありそうです」(先のテレビ局関係者)

「親愛なる夫へ」が放送される深夜帯は、各局ともゴールデン・プライム帯(午後7~11時)では放送が難しい、コンプライアンスの境界線を攻めた作品が並ぶ激戦区となっている。持ち前の演技力で視聴者を戦慄させ、話題を集めることができるか、注目だ。

デイリー新潮編集部

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