橋上代行に変わったが…いまの巨人打線は点がとれそうな気がしない 個人的に“3番と7番で固定したい”選手は【柴田勲のコラム】

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投手陣が頑張っているのが救い

 いまの打線は点がとれそうな気がしない。相手はボビー・ダルベック、トレイ・キャベッジの一発を警戒する。それも前に走者を出さない。ソロ本塁打を浴びてもそれほど痛くない。

 いまは吉川尚輝と泉口友汰の二遊間コンビの調子が悪い。

 吉川はバットのヘッドが下がっている。あれでは速い球に空振り、遅い球にはひっかけてしまう。泉口も顔面に打球が直撃し脳しんとうを起こして以来、振るわない。昨年3割を打ったが打率は2割を切っている。これではきつい。

 また私ならの前提だが、丸を3番、坂本を7番に固定した打順にする。なんやかんや言ってもあの2人にはなにかを起こす予感がする。

 浦田俊輔は足があるし守備範囲も広い。一発はないが、いまなら泉口と代わってもいいし、坂本が3打席終わっての守備固め、代走要員としても活躍が見込める。

 投手陣が頑張っているのが救いだ。

 戸郷翔征がやっと2勝目を挙げた。以前より良くなったことは確かだが、まだ球が高い、甘い。もっと真っすぐの低めでストライクを取れるようになることだ。

 西舘勇陽も真っすぐが走っていたし、カーブかそれともスライダーかな。ストライクを取れていたし、相手の打ち損じにも助けられた。でも今季初登板での1勝は自信になったはずだ。

天国の長嶋さんに白星を届けて

 それにしても四球、しかも救援陣が四球を出すと雰囲気が悪くなるし、点を取られそうな感じがする。ライデル・マルティネスにしてもそうだ。30日の日本ハムとの第2戦では1死から四球を2個続けて出してタイムリーを浴びた。

 やっぱり四球、特に救援陣が出す四球は絶対にダメだ。先頭打者に与えるとまず間違いなく悪い結果になる。

 交流戦6連戦を3勝3敗、まずまずのスタートとなった。首位にヤクルトが立ち頑張っている。4.5ゲーム差、これ以上離されてはならない。

 長嶋茂雄さんが亡くなって、早いもので、3日で1年になる。

 当日はラジオ日本の仕事で東京ドームでのオリックス戦を解説することになっている。球場入りの前に長嶋さんのお墓参りをするつもりだ。解説では長嶋さんとの思い出話も交えたいと考えている。

 一周忌だ。巨人は天国の長嶋さんに白星を届けてほしい。

(記録などは1日現在)

柴田 勲(しばた・いさお)
1944年2月8日生まれ。神奈川県・横浜市出身。法政二高時代はエースで5番。60年夏、61年センバツで甲子園連覇を達成し、62年に巨人に投手で入団。外野手転向後は甘いマスクと赤い手袋をトレードマークに俊足堅守の日本人初スイッチヒッターとして巨人のV9を支えた。主に1番を任され、盗塁王6回、通算579盗塁はNPB歴代3位でセ・リーグ記録。80年の巨人在籍中に2000本安打を達成した。入団当初の背番号は「12」だったが、70年から「7」に変更、王貞治の「1」、長嶋茂雄の「3」とともに野球ファン憧れの番号となった。現在、日本プロ野球名球会理事を務める。

デイリー新潮編集部

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