出産祝いに訪れた先で“産後のママ”と不倫したら、自分の母にも「秘密」があった 結婚という重荷を求める41歳男性の孤独
【前後編の前編/後編を読む】恋人の「姪」の顔を見て、ひっくり返るほど驚いた…結婚もハメられた? それでも41歳夫が夫婦でいることにしがみつくワケ
「結婚は修業の場」とか「結婚に必要なのは忍耐」とか、結婚についてはあまり良いイメージの言葉が見つからない。結婚は人生の墓場と嘆く人を見たことはないだろうか。一般的には半分ジョークや自虐で使われているのだが、男女ともにそれまで自分のために使えていた時間やお金などの自由がなくなるのは確かである。
【後編を読む】恋人の「姪」の顔を見て、ひっくり返るほど驚いた…結婚もハメられた? それでも41歳夫が夫婦でいることにしがみつくワケ
「だから僕は結婚したくなかったんですよ」
苦笑いしながらそう言ったのは、船井浩太郎さん(41歳・仮名=以下同)だ。大学進学時からひとり暮らしを始め、ひとりがいちばん快適だと思っていた。恋は軽いのがいちばん、結婚はしないと友人には公言していた。
出産祝いで訪れた先輩の家で
ところが就職して3年たったころ、5歳年上の由布子さんに恋してしまう。彼女は、大学時代の先輩の妻だった。
「先輩が結婚して子どもが生まれたというのでお祝いに行ったんですよ。先輩、よほど楽しかったのか酔い潰れちゃって。由布子さんに頼まれて、寝室まで一緒に先輩を運びました。僕は帰ると言ったんだけど、『もうちょっとだけ、お願い』なんて言われて。その場で由布子さんに誘惑されました。生後半年の子がいるんですよ。ものすごくびっくりしたけど、体が反応してしまって……。『大丈夫、あの人は1度寝たら、朝まで起きてこないから』と由布子さんは言う。いや、だってあちらの部屋に赤ちゃんがと言ったら、『生後半年の子に記憶は残らないわよ』って。すごくいい匂いがして、動物的な息づかいに官能をそそられた。そんな感じでした。バカですよね、僕」
若い男性ならしかたがないのかもしれない。だが、それは1度ではすまなかった。あれほど肉体的に燃え上がったことは、後にも先にもないと彼は断言する。
「肉欲に溺れる、なんてエロ小説みたいですけど、まさにそうだったんです。オレは猿かと思うほど、彼女と寝ることしか考えられなかった」
「持っていけよ」
仕事も手につかなくなった。依存症に近いが、3ヶ月後、先輩にバレた。呼び出され、先輩の前で由布子さんとふたりで頭を下げた。彼は土下座までした。全部、僕が悪いんです、彼女を怒らないでやってほしいと訴えた。
「じゃあ、やるよって、先輩が言ったんです。『はあ?』『由布子をやるから持っていけよ』と。由布子さんは人間ですよ、そんな、モノみたいにと言ったら、『オレにはもうモノにしか見えない』と先輩がハラハラと涙をこぼした。由布子さんは『ごめんなさい、ごめんなさい』とこちらも号泣。あげく、ふたりで抱き合って泣いていました」
結局「何だったのだ…」
夫婦はやり直せるのではないかと思った。彼もこれを機に変わろうと仕事に没頭した。だが、1年後、由布子さんから「やっぱりダメだったわ」と連絡があった。もはや責任をとるしかないと覚悟を決めたところで、先輩からも会おうと電話がかかってきた。
「すると先輩は、オレたちは離婚するけど子どものために同居は続ける、由布子がどこの誰とつきあおうがかまわないけど、おまえだけはダメだと言ってあるって。なんだかわけのわからない展開でした」
その3年後、先輩と由布子さんは復縁したのだそうだ。男と女ほどわからないものはない、まじめに関わった自分は何だったのだと浩太郎さんは体中から力が抜ける思いだったという。
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