診療報酬の「大幅引き上げ」決定の2日後、お座敷遊びで“祝杯”をあげた「日本医師会の重鎮」
医師不足や病院の廃業・経営悪化など、医療崩壊の危機が眼前に迫る中、業界の代弁者たる「日本医師会」にどこまで当事者意識があるだろうか。2026年度の診療報酬改定で「30年ぶりの大幅引き上げ」が決まった2日後、東京都医師会の尾﨑治夫会長ら重鎮30人が芸者を呼んでの“お座敷宴会”を催していたことが、「週刊新潮」の取材でわかった。
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過去にほとんど例のない「大幅引き上げ」
日本医師会の現在の会員数は約17万8000人。開業医と勤務医の割合はほぼ半々だが、開業医に限っての加入率は約9割と非常に高く、会長、副会長、常任理事といった執行部メンバーもほとんどが開業医だ。うわべではどれだけ美辞麗句を並べ立てていようと、開業医の既得権益を守ることを最重要視する団体であることは否定しようがない。
同会が常に最大の“情熱”を注ぐのが「診療報酬改定」だ。原則として2年に1回実施される、医師の収入に直結するイベントである。
2026年度の診療報酬改定が決着したのは昨年末。医師や看護師らの人件費に回る「本体」部分が3.099%と、30年ぶりの大幅引き上げとなった。
芸者をあげての“どんちゃん騒ぎ”
その大幅引き上げ決定の2日後にあたる12月21日、日本医師会の実力者二人がいたのは東京・浅草の一流料亭「茶寮一松」。一人はコロナ禍の会見でその存在を広く知られた東京都医師会の尾﨑治夫会長(74)、もう一人は福島県医師会の石塚尋朗会長だ。
会合には両医師会の関係者30人ほどに加え、自民党参議院議員の星北斗氏(62)も参加。両医師会の懇談会との名目だが、診療報酬大幅引き上げ決定の2日後というタイミングのため、「祝勝会」の色合いを帯びたであろうことは想像に難くない。
その会の様子の一端が分かる動画がある。映像が捉えているのは、「茶寮一松」のお座敷らしき場所。黒っぽいスーツにネクタイ姿の尾﨑氏と石塚氏が金屏風を背に立ち、それぞれの隣に芸者が寄り添っている。左側には二人の「幇間(ほうかん)」、右側には三味線をつま弾く女性が座っている。
彼らが興じているのは「虎々(とらとら)」と呼ばれるお座敷遊びだ。芸者と幇間の声が飛び交う中、負けた尾﨑氏の杯に酒が注がれ、石塚氏も「私にもちょうだい」。「お二人はお強い、いい男」というお決まりの文句に一同拍手。
医療崩壊や医療費膨張による財政圧迫が叫ばれる中、自分たちの「財布」に直結する診療報酬アップを勝ち取って喜び、芸者をあげてどんちゃん騒ぎ。動画に映し出されているのは、普段は決して表には出てこない日本医師会の「真の姿」と言えはしないだろうか。
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