「男が日傘なんて」はもう古い…今夏も必須のメンズ日傘、実は50~60代こそ積極派だった

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過酷すぎる夏。見た目よりも命が最優先!

 とはいえ、私たちの想像を超えるスピードで激化する急激な気候変動という抗えない現実を前にすれば、今年の夏も日傘の需要は高くなりそうだ。

「一昔前であれば数十年に一度のレベルだった、気温40度以上の猛暑。それが2020年以降は毎年のように国内で観測されるようになり、昨年はひと夏で、延べ30地点で40度以上を記録。かつて経験したことのない殺人的な暑さです。今年も“平年より暑くなる確率”が70%以上……と高い見込みです」

 と教えてくれたのは気象予報士で防災士の佐藤圭一さんだ。

温暖化だけではない? 猛暑が加速する意外な原因

 日本は昨年まで3年連続で記録的猛暑を記録している。その原因として専門家たちの間で語られるのは、よく聞く「地球温暖化」だけではなく、「大気がキレイになったこと」だというのは意外だ。

「日本を含めた世界各国で、ハイブリッド車の普及やクリーンな燃料へ転換が進んだことで、大気汚染の改善が進み、これまで排気ガスなどによって空気中に浮遊していた微粒子が減少しているのです。遮るものがなくなった太陽光がダイレクトに地上に降り注ぐことになり、結果として日射量や紫外線量が増加しているといわれています」(同前)

 こうした熱中症の危険を伴う厳しい暑さを前にすれば、プライドを捨てて生存戦略に舵を切るのはある意味必然といえる。今回の調査で高い利用率を示した50代・60代のミドル層にとっては、体裁よりも、加齢に伴う体力の衰えや健康への危機感、移動の快適さといった日傘のメリットのほうが完全に勝っているのだ。

 しかし、データをさらに読み解くと、まだ日傘を利用していない「ノー派」の中にも、これからのメンズ日傘市場の広がりを予感させる、意識の変化が起きていることがわかった――。

記事後編【ここ1年で急増した「男の日傘」、きっかけは大阪万博? 「もはや“シェルター”です」傘ソムリエが説く推奨カラー】では、メンズたちのリアルな意識の変化の裏側に迫るとともに、プロが教える失敗しない日傘の選びの極意を紹介する。

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