「夜の店に女性を違法に送り込み続け……」 スカウトグループ「ナチュラル」で捜査当局が次に狙う男とは
初公判で
警視庁暴力団対策課が、国内最大級の風俗スカウトグループ「ナチュラル」トップの木山こと小畑寛昭容疑者(41)を東京都暴力団排除条例違反で逮捕したのは1月26日のことだった。その後も含めて職業安定法違反容疑などで4度逮捕され、同罪で起訴され、21日に東京地裁で初公判が開かれた。法廷で小畑被告は起訴内容を認めて争わない姿勢を示したが、その狙いはどこにあるのか。
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小畑被告は2023年に当時20代の女性をスカウトして群馬・高崎のいわゆる「夜の店」に違法に紹介した罪などに問われている。ナチュラルは女性を店に紹介して売り上げに応じて店側から報酬を得ており、そこから暴力団などに資金が流れていると捜査当局は見ている。
「検察側は、今後小畑被告を追起訴する方針を示しています。小畑被告はこれまで計4度逮捕されました。捜査当局は再逮捕を最低でも10回繰り返すことで揺さぶり続ける方針でした」
と、社会部デスク。
国内の約20%がナチュラルと取引
「その方針は変わりませんが、再逮捕事案が定まっておらず、いったん小休止という状況のようです」(同)
ここで改めて、ナチュラルの驚くべき生態について簡単に紹介しておこう。
・暴力団との共存共栄をうたいながら巨額の資金獲得活動(スカウトバック)を行っている。暴力団側には多額の現金を支払うなどの便宜を供与。法人登記はされていないが、総務課、プロ課などの部署や細則やマニュアルが多数存在し、会社組織のような体裁を取っている。小畑被告は会長と呼ばれている。“社員”になったメンバーには早慶MARCH出身者もおり、月に300万円ほど稼ぐ者もいる。
・徹底した警察対策を講じる秘密結社的側面を持ち、警察の取り締まりを回避すべく、数千万円かけて開発した秘匿性の高い闇アプリを用いてメンバーらは本名ではなく源氏名などでやり取りしている。
・店側もナチュラルなしには女性の獲得がままならない状況となっており、一説には、国内のその種の店の約20%がナチュラルと取引しているとされる。年間収益は少なくとも50億円。
・組織への裏切りや規約違反にはリンチなど厳しい罰則が科される。
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