「逃げ出したい気持ちもあった」今村聖奈(22)が女性初のG1・クラシック制覇! “スマホ問題”で騎乗数激減のどん底から蘇った“最大の理由”
腐らずコツコツと
かくして女性初のG1・クラシック制覇を成し遂げた今村騎手だが、ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。関係者が続ける。
「デビュー年となった2022年は飛ぶ鳥を落とす勢いで51勝をあげてファンを驚かせ、あのレジェンド・武豊騎手のように、競馬ファンのみならず、国民的なスターになるのではとさえ期待されていました。この年は、CM出演や、イベントにも引っ張りだこで、あの“藤田菜七子フィーバー”に勝るとも劣らぬ、“聖奈フィーバー”とでも呼ぶべき状態でしたね」
しかし、禍福は糾える縄の如し。翌2023年に“不祥事”を引き起こしてしまう。
「5月に、騎手控え室でスマートフォンを使用していたことが発覚。30日間の騎乗停止処分となってしまいました。この結果、騎乗依頼が激減。勝ち鞍はデビュー年の半分以下の25まで落としてしまいました」
勝負の世界は厳しい。結果を残せなくなったことで、翌年の騎乗依頼はさらに減り、負のスパイラルに突入してしまう。勝ち鞍は6と、デビュー時からは想像できないほどの落ち込みを見せ、競馬ファンも“聖奈は買えない”と敬遠するように。
「どん底に落ちましたけど、それでも彼女は鞍はまりがよく(※どっしりと安定して騎乗できていること)、とにかく研究熱心で、過去のレースを何度も見て勉強するタイプ。腐らずコツコツとやったことが実を結び、騎乗依頼が徐々に回復。2025年は勝ち鞍を22にまで回復させました」(同)
そして、2026年のオークス。大舞台で会心の騎乗を見せ、歴史的快挙を成し遂げたのだ。ちなみに今年はこれで6勝目。
先の競馬紙記者が振り返る。
「レース後のインタビューで今村騎手は、『(1年目と比べて)成績も下降してて、本当に自分がやりたいのはこんな感じだったのかなとか(中略)その場から逃げ出したい気持ちがすごくあった』と語っていましたが、偽らざる本音だと思います。でも今回、千載一遇のチャンスをきちんとものにできたことで、大きな自信になったでしょうし、これで騎乗依頼も復調してくるのではないでしょうか」
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