神宮で野球がしたいです……「スタンリー翔唯(23)」早実から早大政経に進むも東大を受験した理由を明かす わずか8ヶ月の受験勉強で合格した背景に「夏休みまでに必ず終わらせておくべきこと」
安定した得点源を作る
社会科は世界史に加えて、「暗記だけでなく考えさせる問題が主流」の日本史。そして文系受験生にとって高いハードルになりがちな理系科目は物理基礎と生物基礎を選択。いずれも安定して得点が望める科目を一つは選ぶこととし、合格点を下回らないようにプランを立てた。
文系でも難問の出題が多い数学は、「高い点数を取るには相当な勉強量が必要なので、差をつけられない程度に点数を取ること」を心がけ、本番を想定しながら何度も演習を繰り返し、実力を培った。
受験を決断した8月以降は、毎日朝4時に起床し、夜8時頃まで勉強を続け、苦手科目の克服に力を注いだ。その努力は徐々に実り、「勉強が間に合わず、手付かずの単元が残されている中で受験した」9月の模擬試験でC判定だった成績は、2ヶ月後にはA判定に。
そして、直前期にはこれまでに中心に学んできた知識の確認に重点を置く勉強法に切り替えて本番に挑み、見事に合格を勝ち取った。
短期合格の秘訣は「基礎固め」
文部科学省の調べによると、高卒者(浪人生含む)の大学進学率は59.1%で、過去最高を記録しているそう。
大学に籍を置きながら約8ヶ月間で東京大学合格を掴み取ったスタンリー選手のエピソードは、クラブ活動などを続けながら大学を目指す高校生や、大学再受験を考える人々を大いに勇気づけたことだろう。
だが、これに対しスタンリー選手は、「まったくゼロの状態から短期間で合格するのは相当難しいと思うので、夏休みまでに基礎を固めておくことは大切です」と自身の経験を交えつつ、警鐘を鳴らす。
「僕は、早稲田実業高等部に在籍していた頃から、部活と並行しながら勉強を続けていて、当時の記憶を思い出しながら勉強するだけで合格点に近づけるような状況でした。高校3年生の夏から勉強を始めても十分に合格のチャンスはありますが、それを実現させるには、日頃から少しずつでも勉強を続けていくことが必要なのかなと感じます」
第2回【現役の「東大野球部員」が司法試験に合格! 「スタンリー翔唯(23)」が語る“週6日の練習”を続けながら合格できた理由】では、スタンリー翔唯選手に、現役の東大硬式野球部員としての活動を続けながら司法試験に合格するまでの経緯や、弁護士を目指した理由、受験生へのアドバイスなどについて幅広く伺っています。








