神宮で野球がしたいです……「スタンリー翔唯(23)」早実から早大政経に進むも東大を受験した理由を明かす わずか8ヶ月の受験勉強で合格した背景に「夏休みまでに必ず終わらせておくべきこと」
勉強の楽しさに気付かされ、中学受験で早稲田実業に
幼少期から白球を追い続けてきたスタンリー選手だが、その合間で学業にも真摯に取り組んだ。
小学校4年生の夏休みに、毎日何もせず家で過ごすスタンリー選手を見かねた母に塾通いを勧められると、算数や社会の楽しさに気づき、やがて学年1位の成績を収めるまでに。中学受験では「勉強も続けながら、野球の強豪校で甲子園を目指したい」と志願した早稲田実業中等部2026年四谷大塚Aライン偏差値 男子65、女子68)の合格を手にし、自由な校風で、多様な個性を持つ友人たちと共に、文武共に充実した青春時代を過ごす。
スタンリー選手は、中学1年の最初のテストで学年1位を取って周囲を驚かせると、その後も上位層をキープ。「最初に学年トップに立つ達成感を味わったことで、順位に対する関心が薄くなってしまい、さほど勉強に身が入らない時期もあった」とやや謙遜しながら学生生活を振り返るが、その後も野球で勉強時間が限られる中で、日々の授業に耳を傾けるように心がけ、高校3年生の時には再び文系1位に。学内最難関の早稲田大学政治経済学部に内部進学を果たした。
友人と同じように神宮球場でプレーしてみたい
早稲田大学に入学したスタンリー選手は一度野球から離れ、「野球部で活躍する知人の勇姿を間近に見られる」環境に惹かれてスポーツ新聞会に入部。さまざまなスポーツの現場取材に携わりつつ、司法試験の勉強に励んだり、プライベートでは大ファンだと言う乃木坂46・齋藤飛鳥さんの卒業コンサート(2023年5月・東京ドーム)に足を運び、アイドルとしての最後の勇姿をしっかりと目を焼き付けたりして、充実した日々を過ごしたが……。高校時代の友人たちが、神宮球場でプレーする姿をスタンドから見ていると、スタンリー選手の野球に対する熱は、次第に高まっていった。
「東京六大学リーグで野球をしてみたい」
早稲田大学3年生で迎えた2023年8月、スタンリー選手は再び野球と真剣に向き合うために、同リーグに属し「最も出場チャンスがありそうに思えた」という東京大学の受験を決断する。
現在スタンリー選手が通う東京大学文科三類は共通テストで9科目、その後の個別試験で課される4科目の試験結果により合否が決められる。
「まずは大学の過去問を確認して合格に必要な勉強量を知り、試験日までの計画を練った」というスタンリー選手は、得意な英語と「やればその分結果に繋がる」世界史を軸に、どうすれば合格点に到達するかを日々考えながら勉強を続けた。
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