「愛子さま人気がいつまで続くか分からない」 「愛子天皇」賛成論者に専門家が反論 「陛下のお言葉を公然と否定してしまうことに」
「『愛子天皇』を主張する論者たちは、陛下のお言葉を公然と否定してしまうことに」
「愛子さまは本当に素晴らしい成年皇族になられて、ご公務も立派にこなしておられます。そうした品格を備えておられることと、天皇になられるべきか否かは、まったく次元の異なる問題なのです」
と話すのは、憲法学が専門で日本大学名誉教授の百地章氏である。
「皇室典範第1条では〈皇位は、皇統に属する男系の男子が継承する〉ことになっており、次の天皇を秋篠宮殿下と定めた退位特例法に照らしても『愛子天皇』はあり得ません。令和2年(20年)の秋には、立皇嗣の礼が行われ、天皇陛下が“次の天皇は秋篠宮である”と内外に宣言されました。それ故、『愛子天皇』を主張する論者たちは、陛下のお言葉を公然と否定してしまうことになります」
皇室典範で女性天皇が認められたとしても、事はそう簡単ではないという。
「万が一、愛子さまが天皇になられた場合、秋篠宮さま、悠仁さまのお立場はどうなるのか。それこそ皇位継承を巡って国論が分断されてしまいます」(同)
「歴史上、女性天皇は男子が得られない時に一時的、例外的に皇位についただけ」
21年に行われた政府の有識者会議で、ヒアリングに招かれた百地氏は、
「皇位継承者となる男子が不在ならともかく、現に秋篠宮さまと悠仁さまがおられるのであれば、内親王・女王に皇位継承資格を認めるための典範改正は必要ないと述べました。歴史上、女性天皇は男子が得られない時に一時的、例外的に皇位に就いただけであり、皇位の安定的継承に資するものではありません。結果的に有識者会議の最終報告書は、私の持論とほぼ一致していました。現行の法制度と皇室の歴史・伝統を踏まえた上で、皇位継承順位第1位の秋篠宮皇嗣殿下と、第2位の悠仁親王殿下は大前提として揺るがない。それを基にして、今国会では改正議論が進んでいるのです」
ゆえに件の与野党協議では、「愛子天皇」の実現が論点になっていないというわけなのだ。
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