「愛子さま人気がいつまで続くか分からない」 「愛子天皇」賛成論者に専門家が反論 「陛下のお言葉を公然と否定してしまうことに」
「愛子天皇」誕生の可能性は議題に入っておらず
とはいえ、典範改正に時間的な猶予が残されていないのは周知の事実である。
そもそも典範改正の議論は、今から20年前にさかのぼる。皇室では1965年の秋篠宮さまのご誕生以降、しばらく男児が生まれていなかった。次世代の皇位継承者が不在になる恐れから、時の小泉政権下で発足した有識者会議が「女性天皇」と「女系天皇」を認め、「男女問わず直系長子優先」とする旨が望ましいと報告した。
2006年の国会で同様の改正案が提出される寸前までことが進んだが、秋篠宮家に悠仁さまが誕生されたことから見送られたのだ。
その悠仁さまも、昨年19歳で成年皇族の仲間入りを果たされ、姉の佳子さまは31歳、愛子さまは24歳となられている。
「いつ女性皇族が民間へ嫁いでもおかしくない状況にあっては、早急に典範改正で皇室の将来を制度的に担保する必要がある。結婚後も皇族の身分を保持する案には、大半の与野党が賛成しています」(前出のデスク)
世間の最大の関心事は、「愛子天皇」誕生の可能性だろうが、前述の通り今回の典範改正の議題には入っていないのである。
「『愛子天皇』を待望する人の期待に沿った形になることはない」
これに蓮舫氏など女性天皇を推す野党議員は、男系男子で皇統をつなぐ「養子案」を推す自民や日本維新の会に“民意を無視するのか”と批判。メディアやSNSでも、愛子天皇の是非を巡って大論争が起きているのだ。
高市氏は「静謐(せいひつ)な環境での改正」を目指すとしているが、果たして合意形成は可能なのか。
「仮に現在の案の通りに皇室典範が改正されたとしても、『愛子天皇』を待望する人の期待に沿った形になることはありません」
とは、元宮内庁職員で皇室解説者の山下晋司氏だ。
「21年に有識者会議が出した報告書には〈今上陛下、秋篠宮皇嗣殿下、悠仁親王殿下という皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない。それ以降の皇位継承について具体的に議論するには、機が熟していない〉とあります。これを受けての与野党協議ですから、女性・女系天皇容認については議論の対象になっておらず、皇族数確保のための方策のみを検討しています」(同)
つまり、典範改正は秋篠宮さまと悠仁さまが皇位継承者であること。それを前提に進められているのだ。
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