「地下の薄暗い取調室に呼ばれて…」 大阪地検元トップから性被害の女性が明かす 「検察から“屈辱的な扱い”を受けた」

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“北川支援”のネットワーク

 そもそも、北川被告は事件が発生した翌年の2019年、約1万字に及ぶ謝罪文を彼女に渡している。

 この文面によれば、行為の事実を認め、それによって彼女がPTSDを発症したことについても〈全部私の責任です〉とわびている。家庭がありながら、複数の女性と関係を持った過去についても明かした。

 もはや検察にとっては、彼を庇う意味などないと思われるが、

「昨年、私が大阪高検検事だった時、ある検察OBから“北川氏が逮捕されたので、カンパをしてもらえないか”と電話があり、断りました」

 と、今は自身も検察OBとなり、ひかりさんの代理人を務める田中嘉寿子弁護士はあきれて言う。

 一部のOBが、現役検事も含めた検察関係者にカンパを募るなどして“北川支援”のネットワークを広げているとみられる。

 事情に詳しい検察関係者によれば、

「事件で傷ついた検察のブランド力を回復させたい思いのあまり、ズレた行動に出る者がいるのだと思います。一定の勢力をつくって“検事正まで務めた北川被告がそこまで悪いことをするはずがない”と言い続ければ、世論も多少はなびくでしょうから」

【後編】では、保身を図る北川被告を待ち受ける“最悪のシナリオ”について報じる。

週刊新潮 2026年5月21日号掲載

ワイド特集「まさかの坂」より

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