巨人2年ぶり6連勝は「強さゆえ」にあらず 「チーム一丸」に導いた好例、坂本のサヨナラ3ランに「持っている男だなあ…」と感服【柴田勲のコラム】
まさしく劇的な本塁打
巨人が2年ぶりに6連勝した。これは大きい。貯金は今回最多の5、首位のヤクルトとは2.5ゲーム差となった。15日からのDeNA3連戦は3連勝、同一カード3連勝は今季初だ。
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なんと言っても12日の広島戦(ぎふしん長良川)での佐々木俊輔のサヨナラ本塁打、そして翌13日の同戦(セーレン・ドリームスタジアム)で坂本勇人が放ったサヨナラ3ランが大きかった。
野球は筋書きのないドラマというが、まさしく劇的な本塁打だった。
鳥肌が立った。1点をリードされた延長12回1死一、二塁、巨人ファンならだれでも期待するシーンだが、前の打席では三振に倒れていた。
ここで遠藤淳志の高めの変化球を左翼席に運んだ。しかも通算300号だ。坂本、持っている男だなあ……テレビの前でつぶやいていた。一生忘れられない本塁打になったと思う。
則本昂大はツキがない
6連勝はしたけど、「巨人は強い」という感じではなかった。投手陣が頑張り、野手陣がなんとか応えた。チームが一丸になって戦った結果だ。1つの出来事がチームを好転させることがある。坂本の一打はいい例だ。
先週の本コラムで「先発陣を見渡すと一番勝てそうなのが井上温大」と記したが、実際安定している。15日のDeNA戦では打者に集中し、内角球をうまく使っていた。109球で四球は2個、制球力もよかった。
それにしても則本昂大はツキがない。先発として5試合に登板して0勝2敗ながら防御率は2.70、好投している。うまくいっていれば3勝くらいしていたのではないか。
フォレスト・ウィットリーは投手としてやってはいけないことをやった。16日のDeNA戦の3回だ。先頭打者への四球はダメだが、しかも投手に与えていた。結局2点を失った。
打たれるのは仕方がない。でも先頭打者の投手に四球……こんなことをしていたら勝てないし、もったいない。
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