「秋篠宮家に騙されたようなモノ」 紀子さまの実弟・川嶋舟氏に絡んだ“1億円金銭トラブル”が

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紀子さまの弟から「協力してください」

 この一件で、被害者男性はA氏に対して“すごい人物だ”との認識を持ってしまったそうだ。

「この場で私と川嶋さんはあいさつを交わす程度でしたが、Aは群馬県にある21万坪の土地を3億円で取得するみたいな話をしていた。そこに川嶋さんが絡んでいたかはよく分かりませんでしたが、私からすれば、Aは皇室にゆかりのある人物と仕事しているのだ、と信用してしまいました」

 それから10カ月後の11年2月、被害者男性は川嶋氏と再び会う機会を得た。

「Aと川嶋さんと三人で会食しました。そこで川嶋さんは“どうかAさんを手伝ってあげてください”と頼んできた。続けて“二本松プロジェクトの件(後述)で協力してくれているけど、ここは一つ成功させてくださいよ。協力してください”と言って、“プロジェクトが成功したら牧場がもらえるのです。そこで馬を飼うつもりです”なんて夢まで語っていたのです。われわれ民間人からすれば皇室と聞くだけで絶大な信頼を抱く。別格ですよ。それに関係する方が現れて“協力して”などと頼まれたら信じてしまう。もう決定的というか、特別な信用を与えてくれたように思えた」

「二本松プロジェクト」とは、09年、A氏が被害者男性に持ちかけてきた儲け話である。

「Aが言うには、福島県二本松市にある約50万坪の土地を買収する大型開発事業だと。買収にあたっての接待経費が慢性的に不足していて、成功すればすぐに返済できるので資金を貸してほしいと頼まれたのです」

 A氏はスーツから靴まで全身エルメスで固め、趣味は貴金属と高級腕時計の収集。乗っていた車はメルセデス・ベンツの白いオープンカーで、夫人も赤いメルセデス・ベンツを乗り回していたそうだ。

「長身で端整な顔立ちのAは、身に着けているものや所作、話し方まで品があり聡明さを感じた。その彼から紹介されたのが、過去に高額納税者ベスト10にも入っていたと語る企業経営者でした。千葉県に本社を持ち大手食品メーカーと取引がある会社のトップで、会うと確かにA以上に上品な富裕層といった雰囲気。その経営者から二本松プロジェクトへの協力を請われたのです。Aの話では、プロジェクトはこの企業が実質的に進めていて、確実に10億円超の収益が望めるとそそのかされました」

 こうして被害者男性は、自分の妻と知人と合わせて1億円を超える大金をA氏に貸したという。

 ところが、である。被害者男性と川嶋氏が会食した約1カ月後、東日本大震災が発生。A氏から二本松プロジェクトは頓挫したと伝えられてしまう。

「われわれは億単位の大金を貸しているわけだから、Aを詰問しましたよ。その度に彼はさまざまな儲け話を繰り出し、のらりくらりとかわし続けた。希代の詐欺師が書いた筋書きに騙されていたのですが、やはり川嶋さんの存在は大きかった。最後まで信じる気持ちを捨て切れず、警察への相談が遅れたのです」

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