「皇室典範の改正=愛子天皇誕生」は真っ赤なウソ! 識者が指摘 「『愛子天皇』を待望する人の期待に沿う形になることはない」

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「主観的で情緒的な議論」

 つまり、典範改正は秋篠宮さまと悠仁さまが皇位継承者であることを前提に進められているのだ。だが、少なからぬ人が「皇室典範改正=愛子天皇誕生」と勘違いしてはいないだろうか。この点に関して、メディアによる取り上げ方にも問題があると、憲法学が専門で日本大学名誉教授の百地章氏は指摘する。

「女性週刊誌などが“愛子さまは神々しいから天皇になってほしい”などと、盛んに主観的で情緒的な議論をやっています。愛子さまが小学生だった頃から、しばらくはバッシングの対象となってしまっておりましたが、今では逆転しています。世論も無責任でいい加減なところがあるので、愛子さま人気がいつまで続くか分かりません。そのような世論によって皇位が左右されてはいけないのです」

 また、報道各社の世論調査そのものが、ミスリードを招いているとして、

「現行法上、皇位の継承は悠仁さままで確定している前提をきちんと説明せず、単に『女性天皇・女系天皇に賛成ですか』などと問えば、まるで愛子天皇が誕生するかのような勘違いをさせてしまいます。多くの人は、男女平等とか女性の社会進出を尊ぶ時代の風潮と、愛子さま人気を肌で感じ女性天皇に賛成していると思いますが、どなたが天皇にふさわしいかを世論調査で決めていいのでしょうか。今こそ議論の大原則に立ち返るべきです」(同)

 5月13日発売の「週刊新潮」では、皇室典範改正を巡る国会の動きを踏まえつつ、「愛子天皇待望論」の問題点について、複数の識者の見解を交えて報じる。

週刊新潮 2026年5月21日号掲載

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