憧れの「零士メーター」に囲まれる愉悦…イマーシブ映像で「銀河鉄道999」が復活 巨匠「松本零士」が夢見た映像体験を徹底解説

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ついに夢が実現――〈零士メーター〉に囲まれてみたい

「会場は、大きく4つに分かれています。まず入り口ホワイエに999号の客車セットがあり、その前で、なぜ鉄郎が旅に出るかがダイジェスト映像で説明されます」(編集者氏)

 そのあと、メインとなる第1会場(イマーシブシアター)に入る。

「たいへん巨大な部屋で、壁面一周の長さが100m、映像総面積は約1000平方メートルだそうです。この部屋の4つの壁面、床面すべて、さらには室内に柱が4本あるのですが、この柱もふくむすべてをスクリーンにして、32台のプロジェクターが映像を投影します。立ったままの鑑賞なので、気が向くままに場所を移動しながら、真横や後方の映像を自由に観てまわれますが、最初の5分間は、中央すこし後方の定位置で観たほうがよいと思います」

 映像は、先述のように、2時間の映画を約30分に再構成したものである。

「映画からの映像は、ほとんどがキャラクターで、そのほかの風景や宇宙、メカ、999号などは新たに制作されたオリジナルの3D映像が中心でした。メガロポリス中央駅からの出発~タイタン~冥王星~クイーン・エメラルダス~トチロー~機械伯爵~キャプテン・ハーロック~プロメシューム~別れ……と、映画の主要場面はすべておさめられています」

 なかでも、最初におどろかされるのは、出発のシーンだという。

「松本零士ファンには、あの〈零士メーター〉に囲まれてみたい――という“夢”があります」

〈零士メーター〉とは、松本作品の宇宙船内によく登場する、薄暗い壁面にビッシリ埋め込まれた大量の円形メーター群のことである。未来SFのはずなのに、昔ながらのアナログ針メーターである点が泣かせる。海外のマンガ・ファンの間でも〈Leiji Meter〉で知られる、まさに松本零士のトレードマークである。

「今回の映像では、冒頭、999号が発車するシーンで、動力源にエネルギーが充填されると、すべての壁面と床に〈零士メーター〉が登場し、いっせいに稼働しはじめます。まさに視界のすべてが〈零士メーター〉で埋まるのです。ここは観客が息を呑むシーンです。なかには『オー!』と感動の声をあげているひともいました」

 その後、999号は、轟音を響かせて、観客の頭上を越えて、大宇宙へ旅だってゆくという。

「もうひとつ、今回の映像で感動するのが、例のラストシーンです」

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