安達容疑者の母は「愛嬌も魅力もある人」 かかりつけ医が明かす 「年に1度しか子どもに会いに来ないことを心配していた」
「社交性があって、愛嬌も魅力もある人でした」
彼のことを“おとなしく、真面目で優しい”と評するのは職場関係者だけではない。彼が高校卒業までを過ごした京都市内の市営住宅の周辺では、祖母の車いすを押して買い物に出かける小学生時代の容疑者がよく目撃されていた。
「ニュースで容疑者の顔が出たときは、すぐに“優季くんだ”と分かったよ。一瞬でね。乳幼児健診のときから、ずっと僕が診てきましたから。特に中学生時代の写真なんか見ると、当時の感じを思い出して、懐かしくなってしまいました」
そう語るのは、かつて市営住宅の近くで診療所を営んでいた医師である。すでに引退しているが、“かかりつけ医”として長らく一家と深い関わりを持ってきた。
「産んだ子どもを自分の親に預けて、男と一緒に出て行ってしまう。それも、それぞれ違う男と。そんなことを2回繰り返したのが優季くんのお母さんでした。いま思えばネグレクトの一種ですね。彼女のことは、何度か風邪などで診察したことがあります。丸顔で目がぱっちりしていて、小柄。社交性があって、愛嬌(あいきょう)も魅力もある人でした」(同)
育児放棄をした母は年に1度のペースで、容疑者と、5歳上の父親違いの兄が暮らす市営住宅に顔を見せていたという。
「1週間くらい滞在していましたね。しかし、それも優季くんにとってはよくないことだと思っていました。たまに来て、すぐに出て行く母親を見れば、子どもは“自分はいらない存在なんだ”と思ってしまう。近くで見ていて、僕はそこを心配していました」(同)
後編【「優季くんも子どもが邪魔になったのでしょうか…」 安達容疑者と、“育児放棄”していた母親の共通点 かかりつけ医が明かす】では、容疑者と母親の共通点について、この医師に話を聞く。
[2/2ページ]


