2億5000万円の保険がかけられた会社社長を、役員がネクタイで絞め殺し… 犯人は「主婦首なし殺人」でも逮捕の過去 今も残る「事件の最大の謎」とは【事件から20年】
殺害現場に、A以外の誰がいたのか
弁護側の最終弁論にもかかわらず、わざわざ検察側の主張を聞いたのは、裁判長自身もこの点に釈然としない部分があったからだろう。検察官も事件を単独犯行として起訴しておきながら、共犯者がいた疑いを指摘しているのだ。検察官弁論には、共犯者を追い詰められなかった悔しさがにじみ出ている。
殺害現場に、A以外の誰かがいたのは間違いない。それをはっきり証明しているのが、現場に残されたICボイスレコーダーの記録である。その声の主。犬をなだめる中年女性はB社長の靴を2階事務所前に置いた人物とも思われる。
〈第3回では、現場に残されていたICボイスレコーダーの内容、そして殺害直後のAの「肉声」について報じる。〉
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