打率0割台「丸佳浩」と1割台「坂本勇人」 阿部監督が頭を悩ます「2人の37歳」の処遇 丸には「外様だけに冷淡」 坂本には「フォローを欠かさないが、監督が今季限りで退任すれば…」
監督と選手の“緩衝材”
一方の坂本はどうか。
「最大限配慮されている印象があります。監督は昨オフもラジオ番組で“スタメンで出てほしい”と言っていた。実際、オープン戦で結果を残し、開幕スタメンで起用しました。その際には、まだまだやれるっていうのを見せてくれたらうれしい、と」(スポーツライター)
ちなみに上記のラジオ番組で丸の評価は「困った時の(=に出てくる)ベテランでいてほしい」だった。
「(坂本が)調子が上がらず、3日に打率0割台になった際も、“何かアンラッキーなのも多いので、一本出れば、何かきっかけがあればね、上がっていくとは思います”とフォローしていましたが、さすがに我慢できなくなったのか翌日はスタメンを外しました。が、6試合ぶりに先発復帰させた11日の阪神戦で299号ホームランを打った時は、“まだまだ、あそこに入るんで、大丈夫でしょう”と。その後は代打での起用が主です。巨人の内野手では、2軍に一昨年のドラ1で成長著しい石塚(裕惺)がいる。かつて坂本自身がそうだったように、将来のために1軍に上げ、我慢して使い続けてみるという考えがありますが、そうしようとはしない」(同)
これには、2人の関係が影響しているのかもしれない。
「阿部監督と坂本は現役時代から“師弟関係”にあります。坂本が若い頃から目をかけ、自主トレに帯同させてきた。阿部監督は現役時代の主将時、若手には昭和スタイルでガミガミいってきましたが、坂本は自分の次の“チームリーダー”と扱い、しっかりリスペクトしていた」(巨人OB)。
監督就任後も、阿部は坂本を頼りにしていたという。
「若手選手に厳しく接する中で、監督と選手の間で“緩衝材”となっていたのが、坂本と2023年に広島から復帰した長野(久義)です。長野は球界屈指の人格者として有名で、巨人時代、4歳年下の坂本が最も懐いていた先輩。原政権下で2012~2014年にリーグ3連覇を達成した時の主力が阿部―坂本―長野ですが、その3人の関係はそのまま阿部政権下でも生きていました。阿部の厳しい物言いでシュンとする若手をフォローしてきた」(同)
昨オフで、その長野が引退。
「残る坂本は、阿部監督にとっても、より重要な存在となった」(同)
将来の監督候補
いずれにせよ、年齢と衰えの速度を考えれば、2人の現役生活が今後、長く続くことは考えづらい。今後の両者はどうなるのか。
「巨人はFA獲得の際、将来の指導者として手形を切っているケースが少なくない。引退すれば、丸も指導者として迎えられる可能性はあります」(前出・巨人担当記者)
一方の坂本は、
「阿部監督は今季、3年契約の最終年。今年で退任すれば、次の監督が誰かにもよりますが、今ほどは重用されなくなるはず。ただ、引退した後の道は明るい。『生え抜きで4番経験者かエース』という、巨人監督の“不文律”に従えば、坂本は有力な候補になります。多くの女性スキャンダルや、東京国税局から約2.4億円の申告漏れを指摘された苦い過去があるのが気になりますが……」(同)
丸は来年、坂本は今年12月で38歳。38歳と言えば、長嶋茂雄氏、松井秀喜氏の現役最終年の年でもあった。黄昏を迎えた2人の名選手は、それぞれどのようなキャリアの締めくくりを見せるのだろうか。
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