打率0割台「丸佳浩」と1割台「坂本勇人」 阿部監督が頭を悩ます「2人の37歳」の処遇 丸には「外様だけに冷淡」 坂本には「フォローを欠かさないが、監督が今季限りで退任すれば…」
ここまで10勝9敗とセ・リーグ3位につけている阿部巨人。ヤクルト、阪神の2強に食らいついていきたいところであるが、起用法を巡って、賛否かまびすしいのが2人のベテラン、丸佳浩と坂本勇人である。MVP獲得経験もある名選手だが、共に37歳、衰えは否めない。阿部監督は大物ベテランの処遇をどう考えているのか。取材した。
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衰えは明白
丸は広島カープ時代、主軸を打ち、2016年からのリーグ3連覇に大きく貢献。17~18年には2年続けてMVPを獲得している。18年オフに巨人にFA移籍。以降もクリーンナップを務めたが、昨年は怪我の影響もあり、出場90試合、本塁打も6本に留まった。通算2000本安打まであと71本に迫った今季も、開幕からベンチを温めることが続き、18試合中、出場は8試合、スタメンはわずか3試合に留まり、ヒットはわずか一本で打率は.071に落ち込んでいる。
一方の坂本は、高卒で巨人にドラフト1位で入団した生え抜き。2年目に遊撃手のレギュラーを掴むと、以後は首位打者やMVPを獲得するなど、巨人の顔として活躍し続けてきた。通算2450安打は現時点でもNPB史上11位、通算本塁打は299本と300号まであと一本に迫っている。が、昨年は打率.208、本塁打3本とレギュラー定着以降最低の成績に終わり、今季に復活をかけている。オープン戦は打撃好調で開幕スタメンに名を連ねたが、ここまで打率は.111と深刻な打撃不振に。現在は代打起用が主である。
年俸は共に昨年、大幅減となっている。丸は2年契約を結んだが、推定年俸は2億円で1億2000万円の減。坂本は背水の1年契約だが、減額上限いっぱい2億円減の3億円となった。
「2人ともとりわけ打撃面での衰えは明白です。威力あるストレートに目が追い付いていない場面が目立ちます」(巨人担当記者)
衰えると“ポイ捨て”
今季もこのままの成績が続けば、いよいよ“その先”が見えてくる2人。しかし、レジェンド級の選手だけに、無下にはできない。首脳陣は両者の処遇をどう考えているのか。
「丸については、昨オフ、日ハムから松本剛をFAで獲得した影響が大きい。外野レギュラーのひとつを奪われてしまいました。松本自身も打率.245と調子が上がっていませんが、その代役のセンターにはプロ3年目の佐々木俊輔が起用され、丸はライトで時折先発出場するだけです。衰えが目立つとはいえ、2000本まであと70本ですから、我慢して使っていれば達成できない数字ではないとの声も出ていますが、今のところ出場機会は増えていません」(同)
そして20日には登録抹消、2軍降格となった。
この背景には、もともと巨人がFA獲得選手に冷淡なことあるかもしれない。
「外部から大型選手を取ってはきますが、衰えると“ポイ捨て”する傾向にあります。落合博満、広澤克己、清原和博、江藤智、工藤公康……。いずれも三顧の礼で入団してもらい、貢献した選手ですが最後は他球団に放出している。衰えてくると、代替選手を獲得するなどして干してしまうので。工藤に至ってはプロテクトすらしていなかった」(同)
同じ2000本安打間近だったのが、村田修一。
「残り135本で、十分達成可能な数字でしたが、2017年オフに戦力外通告されました。NPBへの移籍はかなわず、結局、名球会入りは果たせなかった」(同)
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