ニセ卒業証書は2種類あった? 田久保前伊東市長に新疑惑「19.2秒パロディ版」と「業者印鑑付きガチ自作版」の2枚説が浮上

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もう一人の目撃者である共産党の重岡秀子議員の証言

「同級生の投書には『判子はマッチ棒と定規を使って作った』と書かれていたのですが、我々が見た偽物はまさにそのようなお粗末なものだった。おそらく私たちがチラ見させられたタイミングはまだ偽造している最中だったので、ひとまずパロディ版でやり過ごそうとしたのではないか」

 青木氏がそう考える根拠として挙げるのが、もう一人の目撃者である共産党の重岡秀子議員の証言だ。議会の中で最後までたった一人で田久保被告を擁護していた人物である。

「重岡さんは6月20日頃、市長の自宅に出向いて、田久保氏のパートナー男性から卒業証書を30分くらい確認させてもらったと語っている。そして『自分は本物だと思った』とこれまで堂々と語ってきた。私たちはずっと重岡さんは田久保氏を守るために適当なことを言っていると思っていたのですが、我々が見た粗雑なパロディ版ではなくより本物に似せた自作版を見たのではないかと思い直しました。ずっと重岡さんが『30分くらいじっくり見せてもらった』と語っていたのが引っかかっていた。私たちにはチラ見しかさせなかったのに、なんでだろうと。田久保氏にとって自信のあるお手製の偽造証書だったならばありうる話です」

 重岡氏は昨年8月のデイリー新潮の取材にも「私には本物に見えた」と証言。逆に「チラ見とか言っている青木副議長らの話が怪しい」と語っていた。改めて重岡氏に電話で取材を申し込んだが、返事はなかった。

2パターンあったとすれば腑に落ちる

 もう一人「本物説」を唱えてきたのが、田久保被告の代理人である福島正洋弁護士である。現在もニセ卒業証書は福島氏の弁護士事務所の金庫の中に保管しているとされ、福島氏は押収拒絶権を盾に捜査当局への提出を拒んでいる。福島氏も昨年7月7日の会見で重岡氏同様、「私の目から見てあれが偽物とは思っていない」と語っていた。

「福島氏も田久保氏に騙され自作版を見せられていたのでは。この1年くらい、僅か3秒くらいの記憶を辿りながらさまざまな矛盾と格闘してきましたが、2パターンあったとすれば腑に落ちるのです」

 はたして真相はいかに。田久保被告にはもういい加減に“降伏”して、今度こそ法廷で真実を語って欲しい。

デイリー新潮編集部

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