「反則金が怖くて自転車に乗れない!」の声も…青切符を切られる「駐車違反」「スマホホルダー」「歩道通行」のボーダーライン 専門家が「盗まれたら直ちに盗難届を出すべき」と説く理由

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《もう自転車怖くて気軽に乗れない》──大げさではなく、XなどのSNSを見ると多くの人がパニック状態に陥っていることが分かる。ご存知の通り、4月1日から自転車の「交通反則通告制度(青切符)」が導入された。例えば「ブレーキの利かない自転車」に乗っているのを警察官に発見された場合、5000円の罰金を払う必要があるのだ。

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 違反の対象を見ると、確かに納得できるものも少なくない。二人乗り・3000円、夜間の無灯火・5000円、信号無視・6000円などだ。

 しかし一方で、ネットを中心に「納得いかない」という憤りや、「どうすればいいのか分からない」といった疑問が殺到している違反もある。担当記者は「特に3つの違反が疑問視されているようです」と言う。

「1つ目は駐停車違反の最大9000円と放置駐車違反の最大1万2000円です。駐輪場に駐車すれば大丈夫だとは分かっていても、都心部の駅前や繁華街では満車も多いですし、住宅地では近隣に駐輪場が存在しないことも珍しくありません。これまでは、こっそり路地裏に駐車しても数時間ぐらいなら『放置を続けたら撤去します』という張り紙で済みました。実際に撤去されても保管場所に行けば返してもらえました。ところが4月1日以降はどうなるのか、『警察の公式サイトを見てもよく分からない』という不安の声が多いのです」

 自動車の場合、無人で駐車違反の乗用車を警察官や監視員が発見すれば、多くは「放置車両確認標章」を貼って警察への出頭を促す。では、自転車はどうなるのか?

「私たちが放置車両確認標章を貼られると警察に出頭するのは、車のナンバープレートを把握されるからです。自分の住所を抑えられているので、標章を握りつぶしても無駄だと諦めざるを得ません。自転車なら警察官が禁止区域に駐車した瞬間を目撃した場合、つまり“現行犯”を見つけた時に切符を切るのは理解できます。しかし警察官が無人の自転車だけを発見したら一体どうするのか? こんな疑問の声もSNSに投稿されています」(同・記者)

個人情報、スマホ……様々な疑問

 やはり標章のようなものを自転車に貼るのだろうか? さらに自転車にはナンバープレートがない。どうやって所有者を割り出すのだろうか?

 自転車に名前と住所を書いている人はいる。また防犯登録を行う際には住所を届け出る必要がある。そうした個人情報を警察は活用するのだろうか?

「4月1日以降も大半の自治体は放置自転車の撤去作業を続けると考えられます。返却を求めて保管場所に行くと、警察官が待ち構えていて青切符を切るということはあるのでしょうか? 自治体が警察の代わりに反則金を請求するということはあるのでしょうか? 私の知り合いのジャーナリストは複数の自治体を取材しましたが、いずれも『何も決まっていない』という返答ばかりだったそうです」(同・記者)

 二つ目は携帯電話等の保持・1万2000円だ。スマートフォンを持って画面を直視し、片手運転で自転車を漕げば危険だと誰でも知っている。SNSで戸惑いの声が多いのは“スマホホルダー”だ。

「Uber Eatsの配達で自転車を使っている人や、ロードバイクの愛好家などが代表例ですが、ハンドルの真ん中にホルダーを取り付け、スマホを固定しているのをよく見かけます。表示されているのは多くが地図アプリです。道案内に従って漕いでいるのでしょう。この状態で走っている自転車を警察官が見つけたら、どうするのでしょうか? 手に持っていないからとお咎めなしなのか、それとも地図アプリを見ているのは事実だとして青切符を切るのでしょうか?」(同・記者)

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