「チャック・ノリスは心臓発作に襲われない。なぜなら…」 驚異のタフガイぶりから“最強伝説”が書籍化 86歳で死去した「アクションスター」の真実

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映画でもファクトを使用

「チャック・ノリスはコブラに噛まれ、5日間苦しんだ末……コブラが死んだ」

「チャック・ノリスは年を取らない。その代わり、時間に回し蹴りを食らわす」

「チャック・ノリスが生まれたとき、泣いていたのは医者の方だった。決して彼に触れてはいけない」

「グーグルでさえも、チャック・ノリスを見つけることはできない」

「キリンはチャック・ノリスが馬にアッパーを放ったことによって生まれた」

「チャック・ノリスは自分自身が素手で建てた丸太小屋で生まれた」

「チャック・ノリスの脈拍はマグニチュードではかる」

「弾丸よりも早く、機関車よりも強く、高層ビルもひとっ飛び……チャック・ノリスの準備運動の一例である」

 最初に紹介したファクトは、2012年に公開された映画「エクスペンダブルズ2」内のチャック・ノリス登場シーンで使われている。7年ぶりのスクリーン復帰となったチャックだったが、同作で共演したシルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ブルース・ウィルスらに負けない存在感を放っていた。

 たった一人で何人ものテロリストをマシンガンで撃ち殺しただけでなく、最新の戦車を破壊。周囲が呆気にとられる中、悠然と現れるチャックにスタローンが言う。「そういえば、アンタがキングコブラに噛まれたって聞いたが?」。その問いに小さく頷いたチャックの返答に、世界中のファンが狂喜乱舞したに違いない。

「本当だ。丸5日、もがき苦しんだ後……コブラが死んだ」

 公式本にも掲載されたファクトを、映画の中でも使ったのである。

「食事は薬」

「チャック・ノリスは車輪なしでオートバイを乗りこなせる」

「チャック・ノリスはスクランブル・エッグを元に戻せる」

「チャック・ノリスは回転ドアをバタンと閉めることができる」

「チャック・ノリスが道路を渡るとき、車が左右をよく確認する」

「チャック・ノリスはタバスコを目薬として使う」

「チャック・ノリスと同じ惑星にいるのが怖いので、宇宙が存在する」

「チャック・ノリスは日焼け止めをつけない。太陽はチャック止めをつける」

「竜巻など存在しない。ただチャック・ノリスのくしゃみの余波があるだけである」

 86歳で人生を終えたチャック・ノリスだが、著書では食生活について明かしている。チャック家では自然食品を多く食べる。多くがオーガニックだという。また小腹が空いたときのために、常に新鮮な野菜やフルーツが用意してあるという。

〈それと水も忘れてはならない。常に1本は持ち歩くようにしている。(略)朝食にはプロテインと全粒穀物をとり、バランスの取れた食事を心がけている。良い食事は代謝に拍車をかけ、脳にも栄養を与え、血糖のバランスを良くし、持続する力も与えてくれる。だからいつも全粒粉のパンにピーナッツバターとバナナを挟んだサンドウィッチを朝食に取るのさ〉(前掲書より)

 昼食はツナかアボカドサンド、夕食は午後5時か5時半には食べ、6時は過ぎないようにしている。多くてもベイクド・ポテトかブラウン・ライス半カップ。緑の野菜か色の豊富なロメイン・サラダと200グラムの皮なし放し飼いの鶏の胸肉――チャック家の食事はヒポクラテスの「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」に基づいているという。強靭な体を作ったルーツがここにある。

 今ごろは天国でブルース・リーと再会し、昔話に花を咲かせているだろう。合掌――。

デイリー新潮編集部

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