北口榛花を「トド」、小倉優子は「ヤンキー」…「アッコにおまかせ!」40年の功罪 BPOから是正勧告も

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BPO案件に

 2005年には「週刊新潮」に「『ヤンキーの過去』を和田アキ子にバラされた『小倉優子』」という記事が掲載された。同年1月23日の放送で“時の人”として紹介された小倉について、和田は写真を見るなりこう語ったのだ。

《「この子はサア、(舌足らずの口調をまねて)何々で~す、なんて言ってるけどサ、昔はヤンキーだったらしいよ」/この和田発言に、峰竜太をはじめ、他の出演者は目を白黒させて大慌て。(中略)「だって、コリン星から来たとか……」/と、出演者の一人が言っても、和田は遮る。/「ううん、違う違う。(オートバイのハンドルを握る格好をして)何々族から来たらしい」》(「週刊新潮」05年2月3日号)

 こんな発言が目につき始めると、メディアにも変化が現れる。

 12年には「週刊文春」(7月19日号)が「小林幸子バッシング はしゃぎすぎだよ和田アキ子」と題した記事を掲載。和田が「アッコにおまかせ!」内で“天敵”小林幸子の個人事務所の社長解任騒動について暴走発言を続けていると報じた。14年には「アサヒ芸能」(6月26日号)が「『毒舌ご意見番』和田アキ子は何でそんなにエラいのか!」、さらに「週刊文春」(6月26日号)も「もう和田アキ子に『おまかせ』できない? 30周年目前の不協和音」といった記事を掲載し始める。

 ちょうどその頃、作曲家・佐村河内守氏のゴーストライター騒動に関する謝罪会見を番組で取り上げる。和田は佐村河内氏の聴覚障害について「嘘なのよ」などと発言。これが名誉毀損に当たると佐村河内氏がBPO(放送倫理・番組向上委員会)に申し立てたのだ。翌年11月、BPOは番組内容が人権侵害に当たると結論づけ、是正勧告を発表した。

SNSの標的に

「BPO案件となり、是正勧告を受けるとなると、番組終了となってもおかしくありません。しかし、TBSは打ち切りにはしませんでした。もちろん不適切な内容だったわけですが、和田さんと番組の人気がそれだけあったということかと思います」

 もっとも、TBS内では許されたが、ネット民はそれを許さなかった。彼女の発言は逐一チェックされ、やり玉に挙がるようになったのだ。

「この頃から番組の人気も下降気味となり、和田さんの神通力も急速に弱まってきたように思います。アンチの声も大きくなってきました」

 中でも大きな騒動となったのは、24年8月11日の放送内で発せられた、パリ五輪女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手に関するコメントだ。競技場内でうつ伏せになってカステラを食べているシーンを見て――

「なんかトドみたいのが横たわってるみたい。かわいい」

 これが容姿をおとしめる発言としてSNS上で非難の的になったのだ。翌週の放送で和田は2分半にわたり謝罪した。

「コンプラでがんじがらめにされたSNS隆盛の時代となり、昭和の価値観を引きずった和田さんの発言は不適切認定されました。また、彼女の体力的な問題もあり、ご意見番としての切れ味も鈍ったことが番組終了のきっかけになったと思います」

 3月25日、TBSの龍宝正峰社長は定例会見で「アッコにおまかせ!」についてこう語った。

「何より40年以上という長きにわたり日曜のお昼を支えていただいた。長年愛された番組、さらにこの番組をご覧になっていたいた多くの皆さまに心より感謝申し上げるとともに、ぜひ最終回、皆さん見ていただければと思います」

 40年半続いた番組の最終回、和田は何を語るのだろう。

デイリー新潮編集部

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