「トゥナイト2」で一世を風靡した52歳の今、年10本の舞台に立つ演技派俳優に…プライベートでは「思い切って再婚を決めました」

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離婚後、東京へ

 離婚を経て東京へ戻ると、舞台の仕事が再び増えていった。最近は年平均10本の舞台に出演。今年はすでに6本が決まっており、映画出演も果たした。上西雄大監督・主演の映画「宮古島物語 ふたたヴィラ かんかかりゃの願い」(4月18日から東京・新宿K's cinemaで公開)では、主人公の幼馴染みを演じている。

「ここ数年、上西さんの舞台に何度も呼んでいただき、映画への出演の時は『明後日、暇ですか?』と突然電話でオファーをいただきました。急に監督が思いついたみたいで、私もトゥナイト時代のノリですぐに宮古島に飛びました(笑)」

 さらに、52歳を迎えた今年、幼い頃から胸に抱き続けた夢がついに現実になろうとしている。5月27日初日の舞台「可もなく不可もない戦争」(本多劇場)で、あの榊原郁恵と同じ舞台に立つのだ。

「人気劇団『東京マハロ』の20周年記念公演となります。憧れだった郁恵さんと共演できるなんて本当に夢のようです。小学2年生だった私に『あなたは45年後、郁恵ちゃんと同じ舞台に立つんだよ!』って教えてあげたい」

 私生活でも、50代を前に新たな出会いがあった。フォークデュオ「狩人」の加藤高道と知り合い、再婚した。

「一度、離婚して大変な経験をしたので初めは躊躇しましたが、父が亡くなる前だったこともあり、最後に父を安心させたいという気持ちもあって、思い切って再婚を決めました。でもその決断は間違っていませんでした」

 月に十数ステージに出演し、全国を飛び回る多忙な夫と、舞台で走り続ける岡元。2人の日常は、意外なほど静かだ。

「家では私が料理をして、夫が皿洗いをします。たまに一緒にゴルフに出かけたりする、落ち着いた夫婦です」

深い夫への尊敬

 仕事の話もせず、カラオケにも一緒に行かない。それでも夫への尊敬は深い。昨年、歌唱が求められる舞台に臨んだとき、初めてレッスンを頼んだ。

「『先生と呼ばせてください』と言って歌のレッスンを初めてお願いしたんです。そしたら、『ここにアクセントを入れてみて』といくつかアドバイスをもらっただけで見違えるほど歌が変わりました。『さすが、狩人』って言っちゃいました(笑)」

 60歳を超えてもタップダンスの練習を欠かさず、新しい楽器にも挑む夫の姿が、岡元自身を奮い立たせる。

「これだけ長く芸能界で活躍してきて、のんびり暮らしている人もいる中で、夫を見ていると『本当に芸事を大切にしているプロなんだな』って頭が下がります」

 50代からは時代劇にも挑戦を始めた。最終目的地は、まだ描いていない。

「この年齢からチャレンジできる幸せをかみしめながら一日一日を楽しむようにしています。自分の最終目的地みたいなイメージはないんです。ただ、1つだけあるとしたら、『この人をキャスティングしておけば大丈夫』って思ってもらえるような役者でいたい。あとは健康でいることかな(笑)」

 世間が「グラビア」と「トゥナイト」の人として記憶する岡元あつこは、今日も舞台の袖で台本と向き合っている。

「達成感がないからこそ面白いんです」

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 第2回【風俗ロケで怒鳴られ、SM店長から引き抜きも…「不適切どころじゃなかった」伝説の深夜テレビ、狂乱現場】では、岡元が伝説の深夜番組「トゥナイト2」について振り返っている。

岡元あつこ(おかもと・あつこ)
1973年、東京都出身。俳優・タレント。15歳より小劇場で俳優活動を開始。1996年よりテレビ朝日系深夜番組「トゥナイト2」の女子大生リポーターとして3年間出演。現在は舞台を中心に映画・テレビで幅広く活躍。映画「宮古島物語 ふたたヴィラ かんかかりゃの願い」が4月に都内で上映予定。舞台「可もなく不可もない戦争」(東京マハロ20周年記念公演)ほか出演予定。

福嶋 剛
ライター。1971年生まれ。TV局映像編集、ロケーションコーディネーター、音楽サイトの編集長、ニュースサイトの記者などを経験。ベテランアーティストや元アイドルのインタビューをはじめ、イベントの進行役などエンタメを中心に活動中。

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