【柴田勲の順位予想】初めて「巨人を優勝候補から外した」理由…2位としたのはOBとしての願い、下手すればBクラスもあり得る
頼みの2投手は開幕に間に合わず
打線は岡本和真の抜けた穴を埋めることができるのか。4番には新外国人、ボビー・ダルベックが座る。外国人選手は分からない。最初からあてにできないということだ。
阿部慎之助監督がどんなオーダーを組むのか、現時点で予測がつかない。巨人には8回に大勢、9回はライデル・マルティネスという信頼できる2人がいる。そこまでリードしてもっていける展開を作れるのか。
また、間の悪いことに、その頼みの2投手もマルティネスがイラン攻撃の影響による航空機の混雑、大勢はWBC出場の影響で開幕に間に合わない。しばらくブルペンは我慢の日々が続くだろう。
阪神3連戦で仮に3連敗でもしようものなら、阿部監督はおそらく打線をクルクル変えてくるだろう。打線を固定して戦う阪神とは大きな違いだ。
90周年の中日、Aクラスを狙え
3位はDeNAにした。桑原将志が抜けたが蝦名達夫、牧秀悟、佐野恵太、そして筒香嘉智らの強力打線は健在だ。
投手陣はアンソニー・ケイ、アンドレ・ジャクソン、トレバー・バウアーが退団した。その穴をどう埋めるかだ。最多勝の東克樹に次ぐ投手の出現が待たれる。
4位は広島だ。ここも得点力不足が指摘されて2年連続で後半戦に失速した原因にもなっている。本塁打を20本以上打てる打者が複数欲しいところだ。
大瀬良大地が故障で開幕に間に合わなかったのは痛い。床田寛樹、森下暢仁の奮起に期待か。
5位は中日にした。今季から本拠地にホームランウイングが登場するが、どう作用するか。これまでは投手力中心の「投高打低」だったが、打に比重が移る。本塁打が出やすくなるのは期待できるが、対戦チームにとってもそうで、打たせて取るタイプの投手には厄介になる。
投手陣は高橋宏斗、金丸夢斗が中心となる。守護神の松山晋也が故障で開幕アウトは痛い。復帰は4月上旬の見込みだという。
中日にとって今年は球団創設90周年、最低でもAクラスを狙いたい。
巨人2位予想はOBとしての願い
6位はヤクルトだ。村上宗隆が抜けた穴は大きく、埋まっていない。山田哲人は今年34歳になる。ドミンゴ・サンタナ、ホセ・オスナの長打力に期待だ。共に来日6年目で日本野球を熟知している。
吉村貢司郎が開幕投手を務める。山野太一が続き、奥川恭伸も本格的な復活を目指す。抑えには星知弥が控える。いずれにせよ投打共により一層の底上げが欲しいところだ。
5点法で6球団を採点すると阪神が5点、巨人とDeNA、広島が3点、中日とヤクルトが2点か。巨人を2位と予想したが、展開次第でBクラスもある。阪神1強のいま、2位以下がどう転んでも不思議ではない。
巨人の2位はOBとしての願いでもある。まずは開幕3連戦をしのいで、いいスタートを切ってもらいたい。
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