「高市政権にケチをつけたいだけで…」 『朝日新聞』がこき下ろした高市首相に『NYタイムズ』は“真逆の評価”
日米首脳会談後、同席していた茂木敏充外相(70)は、「憲法9条を守り、米国との関係も良好に保てたから上出来だろう」と語ったという。確かに高市早苗首相(65)の訪米は、事前の懸念などなかったかのような結末を迎えた。それでも酷評せずにはいられない朝日新聞には、うんざりという声が聞こえてくる。
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“おべっか使い”
〈ペリーの黒船来航で青くなった幕閣を想像しつつ、きのう、太平洋の向こうから中継されてくる日米首脳会談の映像を待った〉
今回の首脳会談について幕末になぞらえて書いたのは、朝日新聞の名物コラム「天声人語」(3月21日付)だった。
〈予定されていたワーキングランチが中止されたと聞き、ホルムズ海峡への艦船派遣について、いよいよ強硬に求められるのだと危惧していた。だが意外にも、トランプ大統領は「日本は十分に取り組んでいると思う。NATOと違う」。米国での小型原子炉の建設など、11兆円という巨額の手土産が効いたのだろうか〉
さすがは朝日が自ら入試に役立つと宣伝し、学生たちにノートへの“写経”を勧めるコラムである。もっともらしく古典を引用して、
〈外交とは、自国のために虚偽を申し立てる愛国的術策である、とはビアス著『悪魔の辞典』の有名な定義だ。「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ」という高市首相の発言も、そんな術策の一つだったと思いたい〉
などと「高市発言」を揶揄してみせて、こう締める。
〈日本が、おべっか使いを哀れむような目で国際社会から見られるのだとしたら、たまらない〉
「その場しのぎ」
この「天声人語」が掲載されたのと同じ日の1面には、〈「力の支配」の現実 越えてこそ〉と題して、政治部次長・園田耕司氏の署名記事も掲載された。「力」で国際秩序を支配しようとするトランプ氏に、わが国が言うべきことは言って、「法」に基づく国際秩序作りを日本が主導すべしとの“理想”を語るのだ。
また、同じ日に掲載された社説は、さらに手厳しい。
〈国連憲章や国際法を無視した先制攻撃を不問に付したまま、トランプ氏への称賛を繰り返し、対米投資や輸入拡大で歓心を買うことによって得られた「その場しのぎ」にしか見えない〉
〈これが首相のいう「国益第一のしたたかな外交」であり、「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」なのか〉
そして最後には、
〈今の米国が法の支配に背を向けるなら、米国との関係は大切にしつつも、価値を共有する国々とのネットワークを強化し、ルールに基づく国際秩序を立て直す主体的な外交努力こそが求められる〉
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