身代金の受け渡し場所に突然の大型トラック…「誘拐犯」として轢死した「ハニカミ屋の男」、元上司が語った“目に見える変化”とは
「グリコ森永事件」を一部模倣
1985年3月8日早朝、兵庫県芦屋市の会社員宅に男が侵入した。会社員の妻に薬を嗅がせた男は、脇にいた6歳の次男を連れ去る。要求した身代金は5000万円。受け渡しに向かった会社員に次々と指示を出し、移動させるという手口は、この年の前年から始まった「グリコ森永事件」を一部模倣したものといわれている。
「グリコ森永事件」に触発され、80年代半ばは誘拐事件が相次いだ。この芦屋幼児誘拐事件もその1つである。管轄した兵庫県警は「グリコ森永」での失態を繰り返すわけにはいかなかった。...

