「休日も深夜もお構いなしに部下に連絡」 警視庁のコワモテ幹部が「フキハラ」で処分後に辞職 「自分のネタを扱わなかった記者に怒鳴り散らす場面も」
ちまたにはさまざまなハラスメントが溢れているが、近年、市民権を得たのが「不機嫌ハラスメント」である。
通称フキハラ。職場などで無視やため息、不機嫌な態度で相手に接し、不快感を与えるハラスメントだ。
この振る舞いによって警視庁の幹部が処分された一件が話題を呼んでいる。
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社会部デスクによると、
「当該のAさんは60歳の警視正。生活安全部の保安課で課長を務めていた男性です。昨年12月に警務部長注意の処分を受け、今年3月9日付で辞職。翌日の10日、朝日新聞が処分と辞職の事実を報じました」
処分理由は“部下の職場環境を悪化させた”というものだった。
「2021年9月から25年9月までの約4年間、部下に対して不機嫌な態度を取り続けて萎縮させた。これがフキハラ認定されました。たびたび指摘されても改善されなかったといいます」(同)
たまりかねた複数の関係者が警視庁や警察庁にA氏の行状を“通報”し、
「警視庁が内部調査を行った結果、部下たちから“反論すると不機嫌になる”との証言が相次ぎました。意見具申すらできない状況が判明し、“報告を途中で遮られる”といった精神的苦痛の吐露もあった。一方で、“誰よりも仕事はでき、指示は的確だった”などと評価する声もあったんです」(同)
言ってみれば、A氏は“コワモテ幹部”。だが彼がたどった道のりはまれなものだった。
休日も深夜も
警視庁の関係者が明かす。
「警視正は警視総監、警視監、警視長に次ぐ上から4番目の階級です。地方公務員採用の警視が警視正に昇任すると、国家公務員になる。ノンキャリのAがここまで昇り詰めるまでの努力は並大抵ではなかったはず。その過程で押し出しの強さを身に付け、同時に“敵と味方の選別”をするようになったとみています」
そこまで言い切るワケは、
「Aは刑事畑出身。刑事部理事官や中規模署の署長などを歴任し、22年10月に署長から生活安全部へと異動しています。生安ではまず生活経済課の課長、24年8月からは部下100人超の大所帯である保安課の課長となりました。つまりフキハラ認定された約4年間は、署長と課長だったわけです」(同)
署長時代は自転車盗難被害撲滅を訴える動画に自ら出演したりするなど、まだかわいげもあったが、
「生活経済課では看過できない事態に。大学や企業へ投資詐欺防止の防犯講話や講演に出かけて顔を売っていたのはよしとしましょう。しかし、Aの運転担当が少しでも道順を間違うと舌打ちなどをして“圧”をかける。それで運転担当が何人も代わっていました」(同)
保安課の課長就任後は、
「休日も深夜もお構いなしに自分の都合で部下に連絡し、折り返しが遅いと詰(なじ)る。詰った部下からチャットで届いた報告内容は無視。さらには、気に食わない部下を課長室から締め出していたとも聞いています」(同)
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