34年ぶりに「僕は死にましぇん!」の続編が放送 “トレンディードラマの女王”と“国民的教師役”による異色のラブストーリーを手掛けた「レジェンド脚本家」とは
当初は否定的な見方も
1991年にフジテレビ系の看板ドラマ枠・月9(月曜午後9時)で放送され大ヒットしたドラマ「101回目のプロポーズ」の続編「102回目のプロポーズ」が、3月19日午後8時から同局の動画配信サービス・FOD独占配信され、地上波で4月1日から(毎週水曜午後11時)放送される。
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続編はお笑いコンビ・霜降り明星のせいや(33)が主演を務め、ヒロイン役を唐田えりか(28)、主人公の恋のライバルを伊藤健太郎(28)が演じる。また、前作で主人公を演じた武田鉄矢(76)、田中律子(54)、浅田美代子(70)ら、おなじみのキャストが再集結することでも話題となっている。
前作の放送からはすでに34年以上が経過しており、当時をリアルタイムで知らない世代も少なくない。そこで続編の地上波での放送前に、数々の“伝説”を残した前作の人間関係やヒットの要因をあらためて振り返っておこう。
前作の放送時、フジは80年代初頭から「楽しくなければテレビじゃない」をスローガンに掲げ、トレンディードラマ全盛期に月9は看板枠として君臨していた。そのため、主演を務める俳優陣は美男美女が多かった。
そうした傾向の中、前作でダブル主演を務めたのは、まさにトレンディードラマの主演にピッタリな美貌の浅野温子(65)。その相手役に選ばれたのは、フォークバンド「海援隊」のボーカルから俳優に転身したものの、どちらかといえば三枚目キャラの役が板に付いていた武田だった。すでに、主演したTBS系ドラマ「3年B組金八先生」シリーズで演じた坂本金八が定着し、国民的教師役となっていた。そして脚本は、88年10月期の月9「君が嘘をついた」でデビューし、当時は新進気鋭の野島伸司氏(63)が手がけた。
「明らかに当時のトレンディードラマとは一線を画した企画だったので、当初は否定的な意見が多かったようです。ところが、回を追うごとに武田の熱演が視聴者の心を打ち、高視聴率を連発。ついには、社会現象を巻き起こすほどのドラマとなったのです」(ベテラン芸能記者)
浅野が演じたのは、3年前、結婚式の当日に事故死した元婚約者・真壁のことが忘れられず、恋に臆病になっていたチェリストの矢吹薫。一方、武田が演じたのは99回も見合いを断られ、半ば結婚をあきらめていた冴えないサラリーマンの星野達郎。そんな2人の出会いは、お見合いだった。最初、薫は断りを入れるが、達郎のひたむきさと一途さに、徐々に惹かれていく。
「江口洋介(58)さんが演じた達郎の弟で大学生の純平、その純平と懇意だった田中さん演じる薫の妹・千恵、浅田さんが演じた薫の親友・桃子らが、2人を温かく見守り応援し、薫と達郎の関係は進展します。さらに、薫にプロポーズして断られ、結局、達郎との恋を応援することになるバイオリニスト・尚人を“Vシネマの帝王”・竹内力さん(62)、その尚人に恋心を寄せることになる、達郎の会社員時代の同僚・涼子を石田ゆり子さん(56)と、実力派の俳優陣が演じています」(ベテラン芸能記者)
世帯平均視聴率は初回から20.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)の高視聴率を記録し、以後も第7話まで18%台後半~21%台前半という、今では驚異的な高視聴率で推移していく。さらに主題歌に起用されたCHAGE and ASKA(チャゲアス)の代表曲「SAY YES」も物語を盛り上げた。
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