「大石さんは代表と同じ轍を踏もうとしています」れいわ高井副幹事長が山本代表と大石共同代表に送った「直訴状」から見える「2代目体制の独裁ぶり」

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 前編では、れいわ新選組が衆院選後に開いた臨時総会で、地方議員から大石晃子共同代表に対して批判が噴出して紛糾したことを伝えた。しかし、大石体制に不満を持っているのは地方議員ばかりではなかった。高井崇志副幹事長もその一人。高井氏は山本氏と大石氏へ“決死の直訴”を行なっていたのである。(前後編の後編)

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私がここまで物申すのは初めて

「直訴文は、大荒れに終わった2月の臨時総会からしばらくして、山本代表と大石さんなど幹部数人が入る共有LINEに投稿されたと聞いています」(れいわ関係者)

 文章は高井氏の覚悟表明から始まる。

〈長文をお許しください。

 今、党存亡の危機だと思いますので、本音を書かせて頂きます。党に入れて頂いて4年4カ月。私がここまで物申すのは初めてであり、相当な覚悟を持って書いています。

 今のままではまずいです。ネット上の党批判などはいずれ時が経てば収まります。でも、組織の有為な人材が離反してしまっては取り返しがつきません。〉

 そして、本題である大石氏批判へと踏み込んでいく。

〈大石さんは全てを抱え込み過ぎです。トップは大きな方針を示し、細かいことには口を出さず、役割分担をして頂かないと組織はうまく回りません。

 私はかつて山本代表にも同じことを感じ、恐れながら苦言を申し上げようとしたことがありますが、代表は途中から共同代表・幹事長に多くのことを任せてくれるようになりました。

 今、大石さんは同じ轍を踏もうとしています。カリスマ創業者でさえ、それをやればうまくいかないのに、二代目経営者がそれをやれば、組織が崩壊するのは、自明の理です〉

家臣が主人を諌めるかのような言い回し

 注目すべきは山本氏に対して「恐れながら」と、封建時代に家臣が主人を諌めるかのような言い回しをしている点だろう。高井氏は続けて大石氏の問題行動を具体的に指摘した。

〈一例を挙げれば、ボランティアキャラバンです。これまで3副幹事長と事務方で積み上げてきたものを、昨日の会議で大きく変更されました。3副幹事長や事務方で話し合った結果は幹部LINEに共有してきたので、その方針に同意できないのであれば、そこで指摘して欲しかったです。私は4月19日まで久喜市議選があるので、そこまでは時間が空けられないという話に対して、「高井が行かなくてもよい。話す内容は標準化するから代りが行けばよい。とにかく日程が優先」という趣旨の話をされました。副幹事長はその程度の位置付けなのでしょうか?〉

〈昨日のスタッフ全体会議でも、「自分がトップだから、自分が決める。他に誰も責任は取れないのだから」という趣旨の発言をされましたが、あの発言ではスタッフはついていけません〉

 そして、こう懇願したのである。

〈部下に対してご不満はたくさんあるでしょうが、ここはこれまで党を一緒に支えてきた仲間を信じてもらえませんか? 特に党運営は、人生経験豊富な新幹事長と3副幹事長がいますので、ある程度任せてもらえませんか?〉

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