「恐怖心を閣僚に植え付ける目的が…」 高市首相の“高圧的”な言動の理由を旧知の元議員が分析

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【全2回(前編/後編)の前編】

 在職140日を超えた高市早苗首相(65)の周囲が騒がしい。国会では公約どおり「国民会議」が始まったのに、自ら釈明に追われる場面が目立つのだ。持ち前の“ヤンキー気質”で難局を乗り切らんとするが、師と仰ぐ「鉄の女」との驚くべき類似点があるという。

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 首相就任後、メディアなどで“令和の女帝”“ヤンキー宰相”などと称される高市氏は、向かうところ敵なしのように見える。

 ここ最近でも、カタログギフトや自らの名前が冠された仮想通貨「サナエトークン」の問題で、スキャンダラスな話題を振りまく。その度にSNS上で弁明を繰り返すが、支持率に影響が及ぶような大事には至っていない。

「仮想通貨は高市氏本人が“全く存じ上げません”と明言していますが、件のカタログギフトについては、高市さんたっての希望で配布されたと聞いています」

 と明かすのは、さる官邸関係者だ。

「もともと永田町では、議員同士で当選祝いを贈る習慣があります。さすがに首相ともなれば何も用意しないと人望を失う。そこで高市さんが選択したのが、衆院選で当選した自民党議員全員への1人3万円のカタログギフト配布。総額約1000万円分にも及ぶ壮大な“ご祝儀”でした。有権者に知られたら反感を買うと懸念する側近もいましたが、公選法などに抵触しないか入念に確認した高市さんは、“現金を配るわけじゃないから大丈夫よ”とゴーサインを出した格好です」(同)

出鼻をくじかれる一幕も

 先月24日、「文春オンライン」が報じたことで、国会では野党から追及される事態に発展したものの、

「高市さんは“法的に問題ない”と答弁して、世間の反発も思った以上にはなかった。それに自信を深めたのか、高市さんは“違法じゃないし、あれやこれや言われる必要はないでしょ”と意気揚々です」(前出の官邸関係者)

 どこまでも強気な高市氏だが、今国会では出鼻をくじかれる一幕もあった。

 ご存じの通り、今回の衆院選で高市氏率いる自民が日本維新の会と共に公約として掲げたのが「消費減税の検討加速」である。

 それを果たすための一歩として、先月26日からスタートしたのが超党派の「国民会議」だったが、ふたを開けてみれば野党からの参加は「チームみらい」だけ。「中道改革連合」と「国民民主党」は参加を見送り、辛うじて参院では会派を維持する「立憲民主党」は“呼ばれていない”と高市氏にかみついたのだ。

 政治部デスクが言う。

「国民会議が開かれた日の参院本会議で、代表質問に立った立憲議員は“国民会議への参加要請がない。どうなっているのか”とただした。これに対し高市氏は“御党に対してもお声がけをしていると聞いている”とキッパリ切り返したのです」

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