高市首相「私に恥をかかせるな」と、安倍元首相「辻元さんより人はいい」の“決定的な違い”…識者は「高市さんの場合は皮肉やジョークがシャレになっていない」と指摘

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高市首相の“暴走”

 これは物議を醸した「台湾有事」の問題答弁にも通じるものがあるかもしれない。2025年11月の衆院予算委員会で高市首相は「台湾有事は存立危機事態に該当する」と回答し、中国が強く反発した。

「高市さんは官僚の説明に耳を傾けず、一人で首相官邸に閉じこもって政策の勉強をしていると言います。しかし、高市さんがどれだけ優秀な政治家でも、周囲のサポートを受けなければ最後はパンクするか足元を掬われるでしょう。実際、台湾有事の答弁では『戦艦』という言葉が飛び出し、これは官僚が使わない単語であることが注目を集めました。『台湾有事』、『恥をかかせるな』、『中小企業のオヤジ、社長』、『壁を取っ払う』、これらの発言に共通するキーワードは“暴走”だと思います。高市さんの発言は暴走する傾向があるということです」(同・伊藤氏)

 高市首相の政権支持率が高いのは、有権者が強い期待を寄せているからだ。

「しかし多くの有権者が求める物価高対策は何も行われていません。消費税減税は実施するにしても時間がかかるようですし、効果も限定的と見られています。アメリカとイランの戦争も始まりましたから、電気やガス料金が値上げされる可能性もあります。有権者は税金や社会保障の負担を重荷に感じています。物価高が是正されず、おまけに今後の国会でも高市さんの暴走発言が連発されるようなことになれば、高市政権の支持率にも変化が生じるかもしれません」(同・伊藤氏)

 第1回【高市首相はなぜ“物議答弁”を繰り返すのか…「私に恥をかかせるな」「中小企業のオヤジ、社長みたい」「壁を取っ払うのがお好きな御党」 歴史的圧勝で「全能感が透けて見える」と識者】では、高市首相が国会で問題答弁を繰り返してしまう理由の一つとして、伊藤氏は衆院選の大勝を挙げる。自民党にとって歴史に残る勝利が与えた影響について詳細に報じている──。

デイリー新潮編集部

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