元照ノ富士が「弟子を殴打」パワハラの一部始終 「顔面は腫れ上がり、目も開けられないほどに」 “20億円超ビッグプロジェクト”が関係か
角界最大の部屋を率いる元横綱・照ノ富士の伊勢ヶ濱親方(34)が「弟子に暴力を振るった」と自ら申告し、日本相撲協会が調査に乗り出している。春場所の初日が迫る中、満員御礼の続く角界に水を差す非常事態の勃発に、ファンも困惑。事件の背景には何があるのか……。
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「責任のない行動を取ってしまった」
大相撲・大阪春場所(3月8日初日)の番付が発表された2月24日。本来なら大阪にいるはずの伊勢ヶ濱親方、弟子で幕内の伯乃富士(22)と錦富士(29)の姿は東京・両国国技館にあった。
スポーツ紙の相撲担当記者によれば、
「その日、親方は大阪市内で開かれた熱海富士(23)=伊勢ヶ濱部屋=の新三役会見に同席する予定でしたが、日本相撲協会の事情聴取を受けるため、急きょ東京に向かいました。事前に親方本人から“弟子の伯乃富士に暴力を振るった”との申告が協会側にあり、それを受けての対応でした」
三人で出向いたのは、伊勢ヶ濱親方が「自分も協会に話すから、二人からも話してほしい」と被害者の伯乃富士だけでなく、現場にいた錦富士にも同行を求めたためだ。
「親方は翌日から大阪での指導に戻り、部屋の力士らを前に“責任のない行動を取ってしまった”と陳謝。詳細を問うメディアの取材には“協会の処分を待っている”と答えるのみでした。コンプライアンス委員会による調査は継続中ですが、詳しいことは不明のままです」(同)
思わず自制心を……
一体、何があったのか。事情を知る部屋関係者が明かすには、
「伊勢ヶ濱部屋が大阪入りする直前に、後援会関係者も交えた酒席が開かれました。太いタニマチとして知られる人物も女性を伴って参加し、会は途中まで大いに盛り上がった。しかし酔った伯乃富士がその女性に絡むなど失礼な態度を取り、それを見た親方が激怒。殴打したといいます」
伯乃富士の顔面は腫れ上がり、目も開けられないほどだったといい、
「もともと酒癖が悪いといわれる伯乃富士ですからね。彼にも問題はあるのでしょう。とはいえ、親方の取った行動も叱責などというレベルを完全に超えていた。連れの女性にちょっかいを出され立腹するタニマチを見て、相当慌てた様子だったそうです。よほど大事な相手だったのでしょうね」(同)
関係者から「親方としてあるまじき行為」と言われた行動の背景について、協会関係者はこう話す。
「伊勢ヶ濱部屋は墨田区にある5階建てマンションに居を構えていますが、両国に新しい部屋を造る計画が進行中です。建設費用20億円を超えるビッグプロジェクトであるにもかかわらず、当初の予定より大幅に遅れ、親方は焦りを募らせていました。そんな中、有力タニマチの離反を招きかねない軽率な振る舞いを弟子がするのを目にし、思わず自制心を失ってしまったのではないか」
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