「日本にいるときよりも幸せ」と吐露した先人も…「小室眞子さん」渡米5年、“女性皇族”がバッシングを浴びる背景

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SNS時代の到来

 そして眞子さんが批判の渦中にあった際、中心となったのはツイッター(現・X)などのSNSだった。2017年9月に婚約内定の会見へ臨んだ時には祝福の声で彩られていたが、3か月後の12月、小室さんの母・佳代さんと元婚約者の“金銭トラブル”が「週刊女性」で報じられると状況は一変。「相手をきちんと選んだとは思えない」などと批判の声が相次ぎ、翌18年2月に結婚が延期となる。

 すると小室圭さんは8月に米国へ突如留学し、秋篠宮さまが11月の誕生日会見で「多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ、納采の儀を行うことはできない」と述べたことで、若いカップルへのバッシングは一層強まった。小室さんが「金銭トラブルと言われている事柄に関する誤った情報をできる範囲で訂正する」として28枚の文書を公表したが、小室家サイドから見たトラブルの経緯が綴られたことで「内容が一方的」と火に油を注ぐこととなる。

 文書作成には眞子さんも関わったと宮内庁が明かしたことで、もはや批判の声は収拾がつかない事態となった。結果、4年に及んだ“騒動”は、結婚の強行と直後の渡米で強引に終止符が打たれることになった。

 宮内庁関係者は当時の状況を、こう語る。

「ネット掲示板は匿名性の高さや情報量という点で、紙媒体とは比べ物になりませんでしたが、SNSは一気に広がる拡散力とスピードの点で、さらに異次元のバッシングを生み出しました。眞子さまが経験された批判が根拠のない誹謗中傷だったかどうかは別として、日本を逃げ出したくなるほどのインパクトがあったことは確かでしょう」

 また、宮内庁元幹部は「法務省の有識者研究会では、罰則が強化された侮辱罪がネットの誹謗中傷対策として一定の効果があったと、この2月に結論付けました。SNSの一方的な批判は放置すべきではないというコンセンサスが社会に広がっていることは間違いありません。罰則強化を後押しした出来事は女子プロレスラーの木村花さんの死がきっかけでしたが、眞子さんの問題も多くの人がSNSの功罪を考えるきっかけとなったはずです」と話している。

朝霞保人(あさか・やすひと)
皇室ジャーナリスト。主に紙媒体でロイヤルファミリーの記事などを執筆する。

デイリー新潮編集部

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