「この二人、結婚します」と紹介され… 4歳差カップルが令和に“お見合い婚”を成就させたワケ

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伊勢ヶ濱部屋で“事件”が……

 とはいえ、まだこの時点では交際開始前。ところが国技館で“事件”は起こる。

 相模分祠は毎年の節分に伊勢ヶ濱部屋の力士を招くほど部屋と懇意で、親方にあいさつに行くと……。

「この二人、結婚します」

 宮司にいきなりそう紹介された。親方も「これはおめでとうございます」。

 打ち出し後、部屋へ行くとおかみさんやその友人らからも「結婚するんですって? おめでとう!」。

 帰りに二人で錦糸町のカフェを訪れ、彼女がおもむろに口を開いた。「(二人の関係を)どうしていきましょうか」。この真っ直ぐな問いかけに「信頼できる人だ」と感じた彼は「結婚を前提にお付き合いしましょう」と申し込んだ。

プロポーズは空の上で?

 求婚するより前に結婚式場が決まるも、彼はケジメとしてプロポーズしたいと告げる。と、彼女からのリクエストは「キレイな場所でお願いしたい」。

 そこで彼は空での決行を計画。25年4月24日、ヘリコプターで遊覧飛行することになり、彼女は「これは……」と直感、着けていた指輪を外して乗り込んだ。

 千葉・船橋を飛び立ち、彼は東京タワーの見える位置での求婚を考えたが、ヘッドセット越しの会話は途切れがち。あっという間に通過した東京タワー。「次に通過する時だ!」と彼は意気込むも、再び通ることはなく、船橋に戻ってしまった。

 帰りの車で「実はさっき……」と白状した彼に「だよね」と彼女。その場で改めてトランクから12本のバラを取り出して求婚。美乃里さんは「(途切れ途切れのヘッドセットより)生の声で言ってくれてよかった」と笑顔で受け入れた。

 年初から約1カ月間、欧州に新婚旅行へ出かける予定だったが、急きょ延期に。彼女のお腹に新たな命が宿ったためだ。「(真徳さんが)私とは全然違う世界を見てきたように、子どもにもいろんな挑戦をさせてあげたい」と美乃里さん。彼は元来人見知りで人と話すことすら苦手だったが、バックパッカーの経験で払拭した。「子どもにはさまざまな経験をしてほしいし、させてあげられる環境を整えたい」(真徳さん)。準備は万端だ。

週刊新潮 2026年2月19日号掲載

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