イケメンではなく「くるま」を選ぶMEGUMIは“スキマ狙いの天才“ 女優、美容家、映像P…グラドルからの肩書き再構築がうますぎる

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芸名「MEGUMI」

 MEGUMIは1999年に、野田義治社長率いるタレント事務所「イエローキャブ」からデビューした。“スキマ狙い”の姿勢は、デビュー時から窺えるフシもあって、

「MEGUMIの本名は山野仁(めぐみ)。名付け親が野田社長だったのは有名な話ですが、彼はかつて、堀江しのぶ、細川ふみえ、山田まりや、雛形あきこといったタレントを世に送り出してきた……つまり、“漢字+ひらがな”という芸名が、おそらく事務所の既定路線だったのでは。かつ堀江以外はみな本名と同じです。MEGUMIもそれに倣うなら、芸名は『山野めぐみ』でもよかったはず」

 だが、あえてローマ字の「MEGUMI」。正統派グラドルとしても、少し違和感のあるネーミングだが……。

「高校時代には歌を学ぶためアメリカ留学に出るなど、長く歌手志望だったことが関係しているのではないでしょうか。当時、ローマ字表記のグラドルは相当珍しかったはず。でもアーティストならYOU、hitomiらがすでにいた。もともと知り合いから紹介されたという野田社長は、MEGUMIの“将来”を気遣い、いずれアーティストの道にも進めるようにという期待を込めた名前だったのかも」

 そういった意味では1997年デビューの「小池栄子」も、イエローキャブに珍しい“漢字だけネーム”だが。

「ふたりとも、野田社長の得意とする“ベビーフェイス”がウリのタレントではなく、異質な存在。小池栄子は当時のトレンドだった“癒やし系”ではなく“威圧系”と称される迫力ある顔立ち。MEGUMIはちょっと生意気そうで上品とも言い難い顔立ちで、だからこその親しみやすい色気があった。漢字だけの強い芸名も、ローマ字の芸名も、それぞれのキャラに合っていると思いますよ」

 どちらも事務所内の「王道」でなかった。初めからグラビアだけをやらせるつもりではなかったのだろうし、それゆえ今でも生き残っているのでは……と宝泉さんは分析する。

「漢字+ひらがな」組と違う道

 その芸能生活の歩みも、同じ事務所の面々とは異なるものだった。漢字+ひらがな芸名のタレントの多くは、ほどよいタイミングで“いい相手”を見つけ、結婚し、穏やかなキャリアへと移行していった。一方、

「トーク力に優れた小池はバラエティタレントやMCとして人気を博し、女優としても演技に幅と重厚感が出て重宝された。名前の印象もあってか、骨太な役もこなせる。一方のMEGUMIは、小池より少し後からテレビ番組に進出してきた。そのためか“ジェネリック小池栄子”のような使われ方をしていた印象があります」

 2007年に小池がプロレスラー・坂田亘と、2008年にMEGUMIが降谷とそれぞれ結婚すると、芸能人として違う像が見えてきたという。

「MEGUMIが授かり婚だったのに対し、小池は子どもを作らなかった。夫の借金報道もあったため、いよいよ女優業に熱を入れたのでしょう。また、その後のMEGUMIの離婚はもっとも大きな転機になったと思います」

 MEGUMIは離婚を経て、自分の肩書きを再構築したといえる。美容家、映像制作、女優としても価値を高め、どれも「スキマ狙い」が成功している。

「“誰かの妻”ではなく、“MEGUMIというブランド”を確立した。グラビア出身という経歴も、いまや自分の“振り幅”として武器にしているように思います」

 Xの投稿にあった「なぜグラビアをやっていたのか」という疑問も、答えは出ていると宝泉さん。

「MEGUMIも小池も最初から、グラビアは通過点と割り切って考えていたから。その立場に安住するつもりはなかったのでしょう。芸能界の業を学んで、現場を生き残り、強くなったふたり。これからも活躍が期待されます」

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