アニメファンの聖地巡礼は地元に迷惑か? 「いえ、むしろ地元民は歓迎ムード」と佐賀県在住のネット編集者…「ゾンサガ」ファンが地元に受け入れられた納得の理由とは

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質の高い聖地巡礼者

「ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス」が公開されると、多くのファンに加え、コスプレイヤーが続々と唐津にやってきた。この小さな町になんだか派手な人々が今日は多いな! と仰天し、「一体今日は何の祭りがあるんですか?」とその派手な人に聞いたらこう言われた。

「お騒がせして申し訳ありません。私たちの好きな映画が公開されるので、『聖地巡礼』に来たんです」

 こちらは単に「一体この人達は何者なのだ?」ということだけが疑問だったのだが、彼女は丁寧にこう答えた。別に不審者扱いしているワケではない。ただ、「普段の唐津の雰囲気とは違う人がなんでこんなにたくさんいるんだ?」という疑問から聞いたのである。

 ご当地アニメをきっかけに、さまざまな町おこしが行われる。ゾンビランドサガ関連のマンホールが佐賀県各所にあるし、物語の主役たるアイドルグループ「フランシュシュ」のビジュアルも各所に展示されている。

 アニメの女性キャラは昨今「環境型セクハラ」などと言われることもある。要するに、女性の性を前面に押し出してスケベな男の性欲を満たす画像や映像をそこら中に巻き散らす、ということだ。

 だが、すくなくとも「ゾンビランドサガ」について、佐賀県ではそのように問題視はされていない。ファンは非常にマナーを重視しているし、我々地元民に対して配慮をしている。男性女性問わず、関連するビジュアルの前でポーズを取って撮影をする。

 その様については「よくぞいらっしゃってくださいました」としか思えない。アニメの「聖地巡礼」は、今後とも各自治体が取り組んでいいのではなかろうか、とゾンビランドサガの成功を見て思うのである。

ネットニュース編集者・中川淳一郎

デイリー新潮編集部

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