「大の里」を破った逸材「花田秀虎」の気になる進路…アメフトでもプロレスでもなく“大相撲”がベストな選択と言える理由とは
大学1年で学生横綱
2020年にアマチュア横綱となったものの、角界入りはせず、アメリカンフットボールの世界最高峰・NFLを目指していた花田秀虎(24)が「各界入り?」と注目を集めている。実現すれば、大入り満員が続いている大相撲ブームの追い風になるのは確実だが……。
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和歌山県出身の花田は小学校2年生から相撲を始め、和歌山商高を経て日体大1年の時にアマチュア横綱に。大学1年の横綱は、久嶋啓太氏(元幕内・久島海)以来、36年ぶりの快挙となった。
「力士が大型化する中で186センチ、135キロと、均整の取れた体です。当時は角界入りだろうと思われていましたが、在学中の22年にアメフトと相撲の“二刀流”を宣言しました。それでも同年の『ワールドゲームズ相撲競技』で、大学の1年先輩にあたる横綱・大の里(25)に重量級の決勝で勝利し、優勝しています。NFLに進むより、相撲での活躍を期待する声が多かった」(スポーツ紙の大相撲担当記者)
NFLといえば野球のMLB、バスケットボールのNBA、アイスホッケーのNHLと並ぶ、北米4大スポーツのひとつ。MLBでは投打の二刀流で毎年、異次元の大活躍をみせるドジャース・大谷翔平(31)を筆頭に、数々の日本人が活躍している。また、NBAでも田臥勇太(45)が04年に日本人初のプレーヤーとなり、現在はシカゴ・ブルズの河村勇輝(24)、ロサンゼルス・レーカーズの八村塁(28)も活躍している。さらにNHLには、現在もH.C.栃木日光アイスバックスで活躍中の福藤豊(43)が05年にロサンゼルス・キングスに入団し、初の日本人プレーヤーとなった。
しかし、これまでNFL入りした日本人プレーヤーはいない。
「国内には、社会人プロアメリカンフットボールリーグのXリーグがあります。ただ、年俸などの条件面でみると、ほかのプロスポーツに比べて満足なものではく、そもそも日本ではアメフトよりも、ラグビーの人気が高いのが現状です。花田は未経験ながら、22年Xリーグのトライアウトに参加すると、身体能力の高さと適性を評価され、23年1月に全日本選抜に選出されました。しかし、同年に日体大を休学。カナダプロリーグのグローバルコンバイン(評価テスト)の招待選手となりました。恵まれた肉体を生かしたディフェンシブライン(DL)のポジションでの高いパフォーマンスが、関係者の目にとまったのです」(同前)
同年8月から米コロラド州立大に編入し、NFL入りを目指すことになったのだが、競技の実戦経験なしでNCAA(全米大学体育協会)1部の大学入学は、極めて異例なことだったという。
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