侍ジャパン「パ高セ低」となった理由とは?…技巧派よりも「剛腕やスイングパワーが優先された人選」との指摘も

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パが代表に選ばれる理由

 WBC2連覇を目指す侍ジャパンの強化試合2カードが、「Prime Video」でも配信されることが発表された。2月22、23日の福岡ソフトバンクホークス2連戦と、27、28日に行われる中日ドラゴンズとの計4試合で、ドジャース・大谷翔平(31)をはじめとする日本人メジャーリーガーたちは、27日の名古屋での試合からチームに合流する予定だ。

「日本人メジャーリーガーは、過去最多の9人が選出されました。前回大会ではアメリカ入りした準決勝以降、要所での得点は本塁打絡み。今大会からはピッチャーにもピッチコムのサイン伝達機が使われるなど、メジャーリーグ公式戦でのルールが適用されるので、日本人メジャーリーガーを攻守の中核にした人選となっています」(NPBスタッフ)

 WBCでは、メジャーリーグの公式球が使われる。国内での強化試合2カードでは、NPB12球団から選ばれた選手たちが「どれくらい適応できているか」も問われるだろう。しかし、今回の代表人選は大会終了後に波紋を呼びそうだ。

「埼玉西武の投手・平良海馬(26)が肉離れのため、そして阪神の投手・石井大智(28)もアキレス腱損傷で代表を辞退しました。代わって、それまで選出がなかった楽天イーグルスから、藤平尚真(27)と、埼玉西武から隅田知一郎(26)が選出されました。これでセ・リーグよりもパ・リーグの選手が多い“パ高セ低”。大会後の課題となりそうです」(前出・同)

 当初、セ・リーグからは「投手3人、捕手2人、内野手3人、外野手1人」の9人が選ばれた。それに対し、パ・リーグは12人。メンバー30人のうち、9人と12人では大きな違いはないが、チーム編成の要所でセの選手が外されてしまったように見える。

 まず投手だが、パ・リーグは松井裕樹(30)、菊池雄星(34)、山本由伸(27)、菅野智之(36)という、メジャーリーガー4人よりも多い7人が選ばれている。セ・リーグ選出の3人よりも圧倒的に多いが、それ以上に問題なのは、選ばれたメンバーの顔ぶれだ。

 パ・リーグから選出された投手は前出の藤平に加え、オリックス・宮城大弥(24)、日本ハム・伊藤大海(28)、千葉ロッテ・種市篤暉(27)、オリックス・曽谷龍平(25)、日本ハム・北山亘基(26)、ソフトバンク・松本裕樹(29)。この7人のうち、昨季に投手部門のタイトルを獲得したのは、最多勝と最多奪三振の伊藤、最優秀中継ぎ投手賞に選ばれた松本の3人。

 一方のセ・リーグからは巨人・大勢(26)、中日・高橋宏斗(23)、そして辞退した阪神・石井の3人が選出されたものの、昨季セ最多勝の阪神・村上頌樹(27)、DeNA・東克樹(30)は選ばれていない。大勢は最優秀中継ぎ投手賞のタイトルホルダーだが、セーブ王のタイトルを巨人・マルティネスと分けた中日・松山晋也(25)、最優秀防御率賞の阪神・才木浩人(27)の代表入りは見送りとなった。

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